フェチへの追求が凄い同人誌の数々-その2
サークル「KIMARINET」では、売り子のメイドさんが顔出しNGだったが、「制服やメイドをテーマに、脚フェチを全面にだしたオリジナル作品をメインで制作していますよ」と話してくれた。こちらでは、ストッキング・タイツは「厚さより、光沢感」だそうで、作風にもその熱意が込められている。
お隣のサークル「BRIEST」さんでは、ガーターストッキングの表紙が目に飛び込んでいた。このイベントのためだけに100円の「らくがき本」も仕上げてきた。売り子さんは「好きなのは120デニール。私は30デニールがストッキング(薄)とタイツ(厚)の分かれ目だと思っていて、80くらいだとちょっと中途半端。しっかり厚く120デニールを推します!」とのこと。
1UP情報局記者が大変興味を持ったのは、サークル「tricotcafe」。シリーズ『タイツっ娘画報』は名前こそ渋いが中身は前衛的。サークル主の秋村テイクさんは「街角でタイツ女子をウォッチングして、イラストを仕上げています。最新号は2015秋〜2016春までのシーズンで見かけた女性が対象です」とかなりの通人。イラストは臨場感があり、ファッションのトレンドもよくわかる秀作だ。イラスト制作はiPhoneで行ったそうで、「100均で買った落書き帳に描いた線画をスキャナーアプリで取り込み、着彩は無料ソフトMebi Bang Paint」という工程で完成させたというから驚きだ。ちなみにお好きなデニールは160。「極厚が好きで、ATUGI社のシリーズ『スエードライン』は最高ですね」とのこと。
フェチへの追求が凄い同人誌の数々-その3
さらに同じ並びに出展していた「C-ARTS」の同人誌も凄かった。「オリジナルのバニーガールがメインです。普通のノートにボールペンでスケッチして、それを原稿にして印刷しました」と話すサークル主のまぐ太さん。誌面内はオールモノクロながらその画力は素晴らしい。ストッキングのシャイニーさが見事に表現されている。しかし、バニーガールといえば網タイツ。ストッキング・タイツの世界には反するのではないか。「いえいえ、そんなことはありませんよ。バニーガールの本場アメリカではストッキング・タイツ着用が主流なんです。本誌ではそんなバニーの歴史にも触れています!」とまぐ太さん。網タイツも魅力的だが、バニー×タイツ・ストッキングも最高であることは間違いない。そんなまぐ太さんは「透け感が出る明るめな50-60デニールくらいがいいですね」と話してくれた。
コスプレ系同人写真集を並べているサークルも人気があった。サークル「GORO」のサークル主・高円寺☆ゴローさんは、パンスト好きフェチセクシー監督としても知られているが、ストッキング着用時の「足裏」についてのこだわりは業界イチである。この日はパンストを愛し、パンストに愛されたいモデル・パンスト娘。さんが売り子を担当。作品購入者にパンスト着脱シーンを再現してくれるなど、一風変わったパフォーマンスで注目を浴びていた。

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