二次元美少女を再現した着ぐるみ的マスク「美少女マスク」。その制作・販売を行う「むにむに製作所」より、新シリーズ「ドール型マスク」が今年2月に発表された。
従来の「美少女マスク」は、大きな目、小さな鼻と口、そして顔の凹凸がデフォルメされているのが特徴だ。対して「ドール型マスク」は実際の人間に近く、デフォルメも前者に比べて控えめとなっている。「ドール型マスク」は、もともと「むにむに製作所」が一点物として制作したものだったが、販売に関する多くの要望&問い合わせを受けて製品化に至った。
■ドール型マスクに関しては下記の記事を参照
>美少女マスク界に変革!? 一点物として制作された「ドール型マスク」が一転して最新トレンドに
https://kk1up.jp/archives/n95278.html
美少女マスク、そしてドール型マスクの2本を主軸に展開する「むにむに製作所」だが、最近は新たな“客層”が増え始めたという。それは「等身大ドール」界隈だ。使い方を要約すると、マスクを可動型マネキン「フレキシブルマネキン」に着用させ、ウィッグや衣装などで整える。これで“等身大ドール”として自宅にお迎えするわけだ。
その魅力や、実際にお迎えする際のポイントなどを知るため、実際に「むにむに製作所」の商品を使用し、“等身大ドール”をこよなく愛する妹尾好雄氏にお話を伺ってみた。
“可愛い”を理解して創られたマスクを使用した“等身大ドール”
――妹尾さんのドール歴を教えてください
妹尾:2001年8月、21世紀の始まりと共に等身大ドールの世界に脚を突っ込んだので今年で16年になります。その間多少の倦怠期はあったものの、確実に私の世帯人口(笑)は増え続けております。「むにむにドール」(勝手に命名)もその中の1人ですね。
――等身大ドールの魅力や楽しみ方とは?
妹尾:私の場合、等身大ドールをお迎えした直後から色々な場所で撮影しているので、やはり等身大ならではの存在感は大きな魅力ですね。また、等身大は敷居が高いと思われがちですが、服も小物もみんな人間と同じものが使えるため、お迎えしてからは逆に楽かもしれません。私の場合はWEBで写真を公開しているので、写真がメインという雰囲気もありますが、帰れば家に居ますし、着替えさせたり、一緒に寝たり、TV見たりと、普通に家族として過ごしています。
――むにむに製作所さんのマスクを選んだ理由や、ポイントなどがあれば教えてください。
妹尾:「人形は顔が命」なんていうCMが遙か昔にありましたが、やはり顔が重要なポイントの1つだと思っています。むにむに製作所さんのマスクは第一に可愛いことが魅力です。むにむに制作所の造形師さんは、“可愛い”をよく理解している人なのではないかと思いますね。価格がリーズナブルというのもありますが、やはり顔の可愛さの方が重要です。
サンプル写真を見て、数日後にはショールームに行き、現物を見て即その場で一式購入しました。会社自体はオープンして間もないですが、マスクのみならず目、ウィッグ、眉毛ステッカーなどオプションのラインナップも充実しているので工作に自信がない人でも好きなキャラクターが完成させやすいのではないかと思っています。
――最後に、等身大ドールを1から制作する上での費用感、またアドバイスがあれば教えてください
妹尾:むにむに製作所のマスクを流用してドールを作れば、顔部分が約2万円、フレキシブルマネキンと服で約3万円として、5万円程度で等身大ドールが作れてしまいます。好みのドールを簡単にこの価格で、というのはとても凄いことだと思います。また、ボディがフレキシブルマネキンなので色々なポーズがとれたり、タフさも魅力です。しかし、工法自体は始めて半年、試行錯誤なのでまだまだ改良を重ねているところですね。アドバイスとしては人が被るマスクなので一回り大きいです。なので、マネキンは身長160cmのものがバランスが良くてオススメです。
ちなみに、妹尾氏が運営するサイト「むにむにドールの部屋」では、「むにむに製作所」のマスクを使用したドールを多く紹介されている。こちらもチェックしてみよう。
自身で着用するだけでなく、等身大ドールという新たなジャンルに使用される「むにむに製作所」のマスクたち。気になる方は公式HP、または直接店舗へ足を伸ばしてみよう。
店舗情報
むにむに製作所
■住所:東京都台東区柳橋2-16-16
■電話:03-5829-6920
■営業:月~金(祝日は除く) 10:00~17:30
■公式HP:http://muni-muni.net/