3月21日(水・祝)、東京・板橋グリーンホールにて東京女子プロレス「行こう!行くべ!行けば!行く時!迷うなら板橋に行くだけさ!」がおこなわれた。第4試合では“筋肉アイドル”としてテレビなどでも活躍する注目選手・才木玲佳がタッグ戦(パートナーは中島翔子)に出場したが、辰巳リカ&黒音まほの“どらごんぼんば〜ず”に敗北した。(記事提供・イーファイト)
才木は昨年までTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス(以下プリプリ)王者としてトップに君臨していたが、今年の“イッテンヨン”後楽園ホール大会で山下実優に敗れて王座陥落。その後、しばらくのあいだ戦線を離脱していたが、その間もトレーニングは欠かさず、さらにテレビ番組の企画で東大受験にも挑戦。
センター試験は突破したものの、惜しくも二次試験に落ちてしまった。それでもトレーニングやタレント活動をしながらの東大受験は、才木にとって大きな経験となった。何よりプロレスから離れていた間、改めてプロレスが好きだということに気付いた才木は2・18新木場1stRING大会で復帰。
そしてこの日、才木は当初“闘うクビドル”伊藤麻希と初タッグを結成する予定だったが、伊藤が左ヒザの内側側副靭帯損傷で欠場。そこで元プリプリ王者の中島翔子とタッグを組んで、辰巳リカ&黒音まほの“どらごんぼんば〜ず”と対戦。“ゾンビガール”まほは3・10横浜ラジアントホール大会で山下のプリプリ王座に挑戦したが敗退。そこでパートナーの辰巳が次期挑戦者に名乗りをあげ、5・3後楽園ホールで山下に挑戦することが決定している。
辰巳としてはタイトル挑戦前に、前王者の才木&元王者の中島との対戦で負けるわけにはいかない。だが、才木はこの日も絶好調。ゾンビのまほが肩口に噛みついても、「筋肉は正義!」と叫びながら何と筋肉の盛り上がりでまほを吹っ飛ばしてみせる。さらにブレーンバスターで辰巳とまほを二人まとめてブン投げる。
試合は一進一退の状況が続いたが、辰巳&まほ組の連携力が目立つ展開。まほが絶妙なアシストを見せたこともあり、最後は辰巳がミサイルヒップで中島から勝利をもぎ取った。
惜しくも敗れた才木はこの日のメインイベント終了後、小橋マリカを新たなタッグパートナーに指名し、5・3後楽園大会でTOKYOプリンセスタッグ王座に挑戦することを宣言。王者チームである沙希様&アズサ・クリスティのNEO美威獅鬼軍(びいしきぐん)もそれを承諾し、正式にカードが決定した。