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【アニメ】『みるタイツ』本PV解禁、キャストインタビューもタイツの話題が続出!

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2019年5月11日(土)よりニコニコチャンネル他にて配信予定のショートアニメシリーズ『みるタイツ』。大人気タイツイラストレーター、よむ氏が原作・ストーリー原案を務める同アニメの本PV (1分25秒)が、いよいよ解禁された。


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主人公の女子高生3人が過ごす、一度しかない一年間の中から何気ない一瞬が次々と映し出され、ティザーPVには出て来なかった先生も登場! 本編に、ますます期待が高まる映像となっている。

また、2019 年4月29日(月・祝)、東京ビックサイト西4ホールにて開催されるキャラクターコンテンツ総合展示会『character1 2019』(キャラクターワン、キャラワン)、「キャラマ/みるタイツ」ブース(西 4、No.321)にて『みるタイツ』のタペくじ、缶バッジ等の販売が決定。さらに、登場キャラクター、中紅ユア(好みのタイツは30デニール)のスタンディパネルも展示予定だ。
詳細は、『character1 2019』公式サイト(http://www.character1.jp/)まで。
さて、ここからは『みるタイツ』のアフレコを終えたキャスト4名のインタビューコメントを紹介する (インタビュー&文:前田久)。
(左から)日笠陽子、戸松遥、洲崎綾、茅野愛衣

(左から)日笠陽子、戸松遥、洲崎綾、茅野愛衣

藍川(あいかわ)レン役 戸松遥インタビュー

――アフレコのご感想をまずは聞かせてください。
戸松 これまで声優としていろいろな作品に関わらせていただきましたが、今までにない題材の作品でした(笑)。原作者のよむ先生のタイツ愛だとか、キャラクターの顔も映るけど、あくまでタイツを中心に捉える絶妙なカメラアングルだとか、いろいろと新しい経験をさせていただけて、アフレコはすごくおもしろかったです。
――今回演じたレンちゃんは、どんな女の子ですか?
戸松 作品の中心になる女子高生3人の中では、「真ん中」ですね。それなりに感情も出すけど、クールさもあって、いい塩梅の中間地点にいる女の子。ボケよりはツッコミのイメージが強くて、でも、思いっきりはっちゃけるようなエピソードもあったりするんです。あとは、結構自分の意見をズバズバと口にする子でもありますね。見た目の大人っぽさと重なる部分もあり、かつ、イメージを裏切る無邪気さも持っているような、そんな子です。
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――アフレコ現場の雰囲気はいかがでしたか?
戸松 知っているキャストさんばかりで、とても居心地のいい現場でした。キャストたちの関係性が、作中の 3 人の関係性によく似ていたんですよね。3 人も第 1 話からよく見知った仲なので、いい意味で、アフレコの空気感、キャストたちのラフな距離感がそのまま作品に活かせたというか。友達の距離感みたいなものが上手く出せていたと思います。
――作品の内容が内容だけに、タイツ談義なんてされました?
戸松 しましたね〜。ちょうど初回のアフレコは冬だったので、私たちも全員、リアルにタイツを履いていたんです。そうすると自然と「今日、何デニールのタイツを履いてる?」みたいな会話になって。
――やっぱり、そこは気になりました?
戸松 なりました(笑)。キャラクターによって履いているタイツのデニール数が違うなんて設定があると、まわりの人のタイツも気になるものですね。そこから「普段 30 デニールを履く?」とか「真冬はやっぱり 120 デニールが履きたいよね」とか「夏にもタイツって履く?」だとか、結構盛り上がってました、タイツ談義。
――そもそもキャラクターのプロフィールにデニール数が書いてあったのを読んで、びっくりしませんでした?
戸松 「そこでキャラクターを描き分けるんだ!」とは思いました。でもたしかに、せっかくタイツが画面にいっぱい出てくるんだったら、デニール数で個性を描き分けないともったいないですよね。びっくりというより、ひたすら感心させられることの多い作品でした。
――アフレコ現場で、スタッフの皆さんと話されたことで印象に残っていることはあります?
戸松 よむ先生が第 1 話のアフレコのとき、「自分はタイツが好きなんです」と堂々とおっしゃっていたのが印象深いです。それはそうだよな、と(笑)。それじゃなきゃ、こうした作品は生み出せないよね……なんて、キャストのみんなで盛り上がりました。それくらいスタッフさんたちも潔いというか、こういう作品って、恥ずかしがりながらやっていると、かえって恥ずかしくなっちゃうじゃないですか。
――たしかに。
戸松 ……といいつつ、小川(優樹)監督は「僕はタイツのこと、よむさんほどではないんですけど〜」みたいな感じでしたけどね(笑)。ともあれ、アフレコ前にみなさんが語るコメントが、楽しい現場になりそうだと感じさせるものばかりで、キャストの士気がすごく上がったんです。おかげで余計な恥ずかしさや恥じらいを覚えることなく、堂々とアフレコに臨むことができてよかったです。
――映像的に印象に残ったことはどうでしょう。
戸松 最初にも少し話しましたけど、とにかくカメラアングルが凝っているんですよね。猫の視点から見ている話数だとか。「タイツを中心に見せる」といっても、ただカメラの位置を下げるだけじゃなくて、猫の視点に設定しなければ絶対に映せないカメラアングルだったり、その状況だからこそ成り立つ演出があるんですよね。演出のバリエーションを生み出すスタッフさんたちの引き出しの広さに、ただただ「なるほど!」と感心していました。色がついた完成映像は、まだ私も拝見していないんですけど、きっとデニール数で色を使い分けているんだろうな……見るのが楽しみです。
――すごい映像が飛び出しそうですね。
戸松 あと、私も学生時代にタイツを履いて学校に通っていたんですけど、雨の中を学校まで駆け抜けたあと、ローファーを脱ぐとき、なんともいえないグチャッとした感触を味わうんです。そんな状況がこの作品でも再現されていたんですけど……台本のト書きに「むわぁ…」って書いてあって(笑)。
――なかなかない擬音ですね(笑)。
戸松 ローファーを脱いだときのあの感触を、そう表現するんだ!って、めちゃくちゃツボに入っちゃったんです。でも、言われてみるとたしかに、わかる、わかる。そのあと、「うえ〜」といいながらタイツを絞るとか、ほかにも、買ったばかりのタイツが伝線してダメになっちゃったときの「うわっ!」という感覚とか、細かな描写がとにかくリアルで、女性陣としては共感できるんですよ。
――タイツの伝線って、本当に男性には分からない感覚なので新鮮だなと。
戸松 本当に一瞬で破けますからね。
――しかもけしてタイツは安いものじゃないから、ショックですよね。
戸松 そうなんです! あれはショックです、ホント。
――よむ先生も、小川監督も、脚本の丸戸史明さんもみんな男性なのに、その感覚を拾えるのがすごい。
戸松 伝線の感じとかも、また絶妙なんですよ。女性の視聴者さんにも、「わかる!」って、楽しんでもらえると思います。
――男性陣よりむしろ楽しめるかもしれないですね。では、楽しみにされているみなさんにひとことメッセージを。
戸松 タイツを全面にフィーチャーした斬新なアニメで、デニール数はもちろん、汗や水による蒸れ方の違いだとか、季節による変化といった、繊細なタイツ描写の違いをお楽しみいただけると思いますので、タイツ好きの方はもちろん、キービジュアルを見て「タイツの作品ってどういうことだ!?」と感じた方にも、ぜひ見ていただきたいです。一話数あたりは短い、5 分弱のショートアニメですけど、充実度が本当にすごくて、きっとこの作品を通じてタイツ好きの人が増えると思うんです。男性にも、女性にも、ぜひ楽しんでいただきたいです!
▶︎次のページは中紅(なかべに)ユア役 日笠陽子インタビュー

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