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【アニメ】『みるタイツ』本PV解禁、キャストインタビューもタイツの話題が続出!

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中紅(なかべに)ユア役 日笠陽子インタビュー

――まずはアフレコのご感想をうかがえたらと思います。
日笠 作品が発表されたとき、「どんな作品になるんだろう?」と思いました。本編収録の前にティザーPV 用のナレーションを録ったんですけど、結構しっとりした爽やかな感じだったので、もしかしてそういう方向で行くのかな?と。でも始まってみたら、予想していた以上にタイツの映っているシーンが多めな作品でした(笑)。
――(笑)。
日笠 タイツのいろんな姿だとか、タイツに関する四季折々、季節ごとのストーリーが描かれて、その中で女子高生 3 人組の関係性が描かれていく。作品の舞台は共学校なんですけど、3 人のやりとりには、ちょっとした女子校感がありますね。私は女子校育ちなんですが、自分が学生だったとき、すぐそこにあった日常をそのまま切り取ったような雰囲気があって、演じながらときどき甘酸っぱい気持ちになりました。
――今回は演じられたユアちゃんは、どんな女の子ですか?
日笠 3 人組の中では比較的クールな子です。表情は豊かなので、最初のうちはそれに合わせた演技をしようと考えていたんですけど、「あまり叫んだりしない感じで」とディレクションがあったので、冷静さを追求する形で演じていきました。ただ、一方で彼女はコスプレが好きで承認欲求が強く、SNS の「いいね!」命みたいなところがありまして。とても現代っ子っぽいんですよ(笑)。表面はクールにカッコつけているんですけど、内側ではちょっとでも「いいね!」がつくと嬉しい、喜んでいる、みたいな。
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――設定だけ読むとホミちゃんがはじけた子っぽいですが、実は一番ぶっ飛んでいるのは、ユアちゃん?
日笠 ユアだと思います。今回、役に決まったとき、キャスト陣で「なんで私たちが選ばれたんだろう?」みたいな話をしたことがありまして。最近はキャリア的にも女子高生の役を演じる機会が少なくなっているみんなが集まったので。でもいざアフレコが始まって、キャラクターのことを紐解いていくと、どの子も一癖、二癖あるキャラクターだったのでだから私たちが選ばれたのかな、と(笑)。有難いです!
――奥が深いキャラクターなんですね。三人の関係性は日笠さんの目から見てどうですか?
日笠 ユアがレンのことを好き過ぎて、すぐイタズラを仕掛けちゃうんですよね。「正座で足が痺れているから、ツンツンしちゃお」みたいな。それでふたりがワチャワチャしていると、ホミが絡んでいく。そんな関係ができているかなと思います。
――作品全体にはどんな印象を持たれていますか?
日笠 それはもう、やっぱりタイツを見る作品じゃないでしょうか(笑)原作者のよむ先生、小川監督を始め、本当にタイツ好きの方たちが集まったらしいんです。「胸の描写やパンチラにはこだわりがある」といったことはよく聞きますが、タイツをこんなに推す作品はほかにはあまり聞かないので、5分程度の長さの作品ですけれども、体感時間はもう少し長いといいますか。タイツのよさ、ドキドキ感、イケナイ感じ、背徳感……そういったものがギュッと詰まっている作品だと思います。肌はそこまで出していないのに、エロスがある。むしろ、隠しているからのこそのエロスみたいなものを、強く感じました。
――タイツが伝線(糸がほつれて縦上に広がること)したと女子が話している場面とか、こんなところを見てもいいのだろうか? みたいな不思議な気持ちがこみ上げました。
日笠 あはは(笑)。女子同士だと「伝線しちゃった〜!」くらいはとても自然なやりとりなんですけどね。普通によくあることですし。でもそれが男性の目線で見ると、秘密の花園を覗いているといいますか、見てはいけないものを見ている感があるんでしょうね。アフレコの雰囲気は、世代が近いメンバーが集まっていることもあり、賑々しくやっておりますよ。スタッフさんからいただいた美味しいお菓子をいただいたりしつつ。
――それもあってでしょうか、会話の感じがすごく自然ですよね、
日笠 そうなんです。私はこの作品は日常もの作品だと感じています。よむ先生にもお伝えしたんですけど、「女子高あるある」みたいな会話が本当に詰まっているんですよ。よむ先生はどこで女子校の様子を見ていたのだろう!? (笑)。
――(笑)
日笠 それくらい自然な日常が描かれていて、会話も自然なんですよね。素敵だなと思いました。よむ先生に言わせると、あくまで「女子高の理想像」だそうですけど、もしそうなら、理想と現実には意外とギャップがないんだなと思います。
――そう聞くと、見ることで夢が広がりそうです。
日笠 「みるタイツ」というタイトルの印象だと「なんだろう?このアニメは」と思っている方も多そうですよね。実際、ご期待どおりといいますか、タイトルを裏切らず、たくさんのタイツも出てまいります。タイツフェチの方々の心を満たせるような作品に間違いなくなっていると思います。タイツのよさと、女子高生たちの過ごす何気ない日常の魅力とが織り混ざった、「こんな女の子が身近にいたらいいのにな」と感じてもらえるような作品になっております。作品の公開を楽しみにしていただきたいです。
――ちなみに日笠さんご自身は、タイツへのこだわりはあります?
日笠 私、タイツ魔神です。
――タイツ魔神!?
日笠 タイツっ子なんです。冬にももちろん履きますが、春先や秋口にも、演じているユアと同じ、30 デニールのタイツをよく履きます。30 デニールのタイツはとても薄いので、すぐに伝線したり、破れたりするので、ほぼ使い捨てぐらいの感覚です。……ああ、そう考えると、3 人の中でたぶん、ユアがいちばんタイツ代がかさんでいるかもですね。でも、そこが彼女のこだわりなのかなと思います。
――どういうことですか?
日笠 30 デニールって、パッと見が真っ黒じゃないんですよ。履くとグラデーションができて、そこがちょっとセクシーなんですよね。そんなところにコスプレ好きな彼女のフェティシズムが現れているんじゃないのかな、と。
――30 デニールでも、履くと体感温度は変わるものですか?
日笠
断然あったかいですね。一枚あるだけで、まったく違います。……あの、ところで、先に取材を受けたキャストから「あなたにとってタイツとはなんですか?」みたいな質問があったと聞いたんですけど。
――えっ!?
日笠 「そんな某 TV 番組みたいな質問があるの!?」とびっくりしたんですけど、違いました?
――では、せっかくなのでうかがわせてください。……あなたにとって、タイツとはなんですか? 
日笠 防寒具です!(笑)
――(笑)。ありがとうございました!
▶︎次のページは萌黄(もえぎ)ホミ役 洲崎綾インタビュー

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