かつて多くの新幹線、特急列車にあった食堂車を模し、食堂車メニューを提供してきた神田駅にある飲食店「神田鐵道倶楽部」が9月29日をもって閉店する。
運営元の日本レストランエンタプライズは昭和13年「列車食堂」の営業からスタートし「食堂車」「車内販売」「駅弁」などの経験から昨年(2017年)6月にJR神田駅北口改札を出てすぐの駅構内に「神田鐵道倶楽部」をオープン。以降、鉄道ファンのみならず、近隣のサラリーマンにも夜は居酒屋代わりに親しまれてきた。
お店の方に閉店について聞くと「閉店となってしまいました。移転などの情報はまだ下りてきておりません」とのこと。
立ち寄ったランチで撮影させて頂くと趣のある食堂車の雰囲気のカウンターテーブル。注文した「特製デミグラスの煮込みハンバーグ」をコックさんが丁寧に調理。そしてボリューミーなハンバーグが目の前に登場する。同僚はカツカレーを注文。
カレーのお皿は2015年に運行を終了した寝台列車「北斗星」の食堂車で実際に使用されていたもの。これは貴重すぎる。そして、美味しさに加え、どこか昭和の高級レストランで食べている雰囲気がたまらなく良い。モニターにはSLが走り、壁にはD51のプレートや行先版などが飾られる。
貴重な味と空間が過ごせる期間はあとわずか。
昼は豪華ランチと夜はビールやオリジナルカクテルなど豊富。
鉄道ファンでまだ行ってない人はこの機会に足を運んでみよう。
「神田鐵道倶楽部」
住所:東京都千代田区鍛冶町2-13-1(JR神田駅・北口改札外)
営業時間:月〜金:11:00~22:30(LO22:00)、土:11:00~21:30(LO21:00)
営業:2018年9月29日まで
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【神田】最後のキャンペーン=9月29日閉店、食堂車メニューを提供する「神田鐵道倶楽部」