アメリカン・スタイルをベースに、テクノロジーとエンターテインメントを融合させたポップカルチャーの祭典「Tokyo Comic Con(東京コミコン)2015」。2015年12月5日(土)から12月6日(日)の2日間、品川インターシティーで開催される本イベントでは、映画『スター・ウォーズ』シリーズで銀河帝国皇帝「パルパティーン」を演じたイアン・マクダミード氏、「ダース・モール」を演じたレイ・パーク氏の記念撮影やサイン会も予定されている。本記事では4日に行われたキックオフ会見の様子をお届け!
2015年12月4日(金)に行われた記者会見では、来年の2016年12月に幕張メッセで「東京コミコン2016」の開催が発表された。映画やTVなどで世界的に活躍するセレブリティを招待し、テクノロジーの素晴らしさを体感、祝う場所となるとのこと。サイン会や撮影会、コレクターズアイテム販売、コミックアーティストやクリエイター、ゲーム、テクノロジーの紹介に加え、日本からもSFやゾンビといったさまざまなコンテンツを用意する予定。そして、アップル同業設立者の一人、スティーヴ・ウォズニアック氏、ゲストとして女優の三船美佳さん、コスプレイヤーの御伽ねこむさん、イアン・マクダミード氏、レイ・パーク氏も登壇したトークショーも行われた。
日本が好きで、これまでに何度も来たというスティーヴ・ウォズニアック氏は、日本のテクノロジーについて「日本はオリジナリティに溢れ、テクノロジーにおけるリーダー的な存在だと思う。日本の会社発明した製品や発明は、自分がSF映画とかで思い描いた世界が現実になるんだなって何度も思った」とコメント。
ゲストとして登壇した三船美佳さんは父親の三船敏郎さんがジョージ・ルーカス氏から「スター・ウォーズ」オビ=ワン・ケノービ役のオファーを受けていたことを語った。当時はテクノロジーが発達していなかったため、三船敏郎さんは武士道や侍魂が真っ直ぐ伝わらないのではないか、ということを懸念していた。しかし、「顔を隠した役はどうか?」ということで、ダースベイダー役の話も上がったが、実現することはなかったとのこと。
今回のイベントのために制作したオリジナル衣裳を身に纏ったコスプレイヤー・御伽ねこむさん。コンセプトは「デジタルフューチャーガール」。侍のデザインも意識した衣裳には、生地から選び、何度もフィッティングして作ったと語った。
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の「ダース・モール」を演じたレイ・パーク氏。ダース・モールを演じるときは「日本の忍者アクションを参考にしていて、三船敏郎さんの映画も見て役に挑んだ」とコメント。さらに、本番中は「あまり食事できず、お腹が空いてて険しい顔を維持できたんだ」と当時のエピソードを語った。
映画『スター・ウォーズ』シリーズでも重要人物となる「パルパティーン」を演じたイアン・マクダミード氏。登場後はパルパティーンと同じトーンで「Welcome To The dark side」と発言し、会場は歓喜の声が上がった。役が決まったときには『羅生門』や『蜘蛛巣城』といった日本作品を見て勉強し、なかでも蜷川幸雄さんの舞台で役者たちの発声法が印象的で、ダース・シディアスの役作り時の参考にしたとのこと。
「Tokyo Comic Con(東京コミコン)2015」公式サイト:http://www.tokyocomiccon.com/