コルセアは翼の関係で2バージョンどちらかを選んで製作する必要があったが、新商品のメッサーシュミットBf109は、コルセアよりも小さい1/48ながら、エンジン部分のカウルの開閉を完成後も楽しむことができるというものだ。
しかし、この小ささではこのカウルも動かしながら開閉は無理。そこでカウルを開いたバージョンと閉じたバージョンに付け替えて楽しむことを可能にした。開いたバージョンは露わになった精巧に再現されたエンジンを眺めて楽しむためのもの。
「この脱着の仕掛けでカウルの開閉を実現したのは弊社が初めてではないか」と担当者は言う。
開閉の仕掛けもそうだが、さらに驚いたのはコクピットに乗るパイロット、飛行機や戦車の傍にいる兵士もそのモデルの合わせた大きさ(1/32、1/48)となっているが、実際の人間に軍服を着せ、それを3Dスキャンして金型を作り模型にしていると言う。
また戦車のブースでは操縦席の部分の再現はもちろん、装甲の溶接部分のでこぼこや、プラスチックながらキャタピラの細かい“たわみ”まで再現したと担当者は説明する。
このプラモデルのリアリティ追求の世界は年々進化している。今改めてプラモデルを手に取ってみては如何だろうか。
「ヴォートF4U-1Dコルセア」価格14,800円
【 模型要目 】
艦上機として航空母艦に初めて搭載されたF4U-1Dのプラスチックモデル組み立てキットです。
★1/32スケール、全長318mm、全幅390mm。
★フレームのないセミバブル型のキャノピーや幅が太いタイプのプロペラなどF4U-1Dの特徴を忠実に再現しました。
★フラップとエレベーターは上げ下げの状態を選択可能。
★2分割式のエンジンカウルは完成後も取り外しできます。
★主脚と尾輪は駐機状態と飛行状態のどちらかを選べます。
★増槽と1,000ポンド爆弾各2個に加え、ロケット弾8発のパーツもセット。
★アメリカ海軍と海兵隊所属機のマーキング2種類付き。
「メッサーシュミット Bf109」価格・発売時期 未定
【 模型要目 】
第二次世界大戦の傑作戦闘機メッサーシュミットBf109、綿密な実機取材に基づいて機首側面のボイレと呼ばれる独特の膨らみも正確にモデル化。エンジンを再現し、完成後もマグネットを使用してエンジンカウルの開閉を選べるなどこれまでの1/48の常識を覆す内容です。
★全長188mm
★DB605エンジンも精密にモデル化
★主翼下面に装備するMG151/20ゴンドラもパーツ化
★ドロップタンクはポリキャップにより着脱可能
★第2風防は開閉状態選択式
★フラップ、ラジエターフラップは上げ下げ状態を選んで組み立てられます。
★パイロット人形1体、マーキング3種付き