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【ガンダム】ガンプラ制作世界一が決定、一般は日本、Jr.はインドネシア、入選作品と審査員コメントも掲載

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オープンコース優勝の日本代表・佐藤祐介さん(左)とジュニアコース優勝・インドネシア代表のイルワントさん

オープンコース優勝の日本代表・佐藤祐介さん(左)とジュニアコース優勝・インドネシア代表のイルワントさん


ガンプラ制作の公式世界一決定戦『GUNPLA BUILDERS WORLD CUP 2018』の世界大会決勝戦の表彰式が、12月9日(日)、東京・お台場のガンダムベース東京にて行われた。
16カ国と地域でそれぞれの予選を勝ち抜いた代表が世界一の称号をかけて激突。
一般の部であるオープンコースの優勝は、日本代表の佐藤祐介さんの「ガンダムエクシアリペアII -胎動-」に決定、ジュニアコースではインドネシア代表のイルワントさんの「ビルドダイバーズ ファンタジー」が優勝した。ジュニアコースで日本代表のTokiさんはわずか5ポイント差で惜しくも4位となり入賞を逃した。
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表彰後審査に当たったバンダイスピリッツ ホビー事業部の”川口名人”こと川口克己氏は「ポイントっていうことでは若干差はありますが、基本的にはどの作品が優勝してもおかしくないものばかりだと思っています。そういう意味では今日こちらにいらっしゃっている皆さんもそうなのですが、残念ながら来られなかった各エリアのビルダーの皆さんも、優勝するチャンスは必ずあります。自分はこういうのを作りたいんだ、こういうのを人に見せたいんだ、というところをぜひ全面に押し出して、作品としてすごく面白いもの、楽しいものをまた見せていただけるとありがたいと思っています」とコメントした。

入賞した各作品を紹介

オープンコース 
【第1位】(世界チャンピオン)
【作品名】
ガンダムエクシアリペアII -胎動-
【ビルダー】
<日本代表>
YUSUKE SATO(ユウスケ サトウ)
「このような賞を頂き、感無量です。ありがとうございました」
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【審査員コメント】
「この作品は、ボックスタイプジオラマといわれる作品で、ボックスタイプというと大体、四方を壁で囲って一方向から作品を見るものが多いが、よく見ていたら側面に窓があり、窓からもジオラマを楽しめる。しかもその構図が素晴らしい。
右横を見てもらうと、まるで「2001年宇宙の旅」のモノリスのようなものが刺さっていたり、遊び心もたくさんある。背面はソレスタルビーイングのマークがあしらわれていたりとか、どこから切り取ってどこを見ても、非常に高いレベルで楽しめるという作品だった。工作、塗装ともにほぼ満点。アイディアも素晴らしく、チャンピオンにふさわしい作品だと思った」(ホビージャパン編集部 編集長 木村 学)
【第2位】
【作品名】
EVERY THING STARTS WITH A PROTO TYPE(エヴリシング スターツ ウィズ ア プロトタイプ)
【ビルダー】
<フィリピン代表>
JAMES MARC R. QUINSAAT(ジェームズ マーク アル クインサット)
開発中のモビルスーツのドッグを表現

開発中のモビルスーツのドッグを表現



【審査員コメント】
60分の1ガンダムを12分の1の重機に見立てるという、このアイディアに脱帽だった。
この素晴らしい塗装。基本的な塗装力がないと、こういう風な美しい仕上げにはできない。ウェザリングでごまかせない。そういった塗装力の高さに大変驚かされた。
あと、例えば、右足が未塗装だが、そういったところにチョークの注意書きが入っていたり、見どころがすごく満載で、色んなところをいつまでも見ていたくなる、そんなすごく素敵な作品だと思う」
(モデルグラフィックス編集部 ガンプラ担当 関口 巌)
【第3位】
【作品名】
WE ARE GUNDAM(ウィーアーガンダム)
※この作品は特別審査員賞も受賞
【ビルダー】
<タイ代表>
Vichayuth Eiam-Ong(ヴィチャユス エイアム-オン)
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【審査員コメント】
「各装甲への写り込みの表現の仕方、正直驚かされた。こんなやり方があるんだなあと。
全体の構図の空間の作り方とかも、すごくバランスが良くまとめられており、本体の方に目がいきがちだが、足元のところの細かなフィギュアとか、その他のプラモデルの置いてある細かなところの再現も、すごく見ていて楽しくなる作品だと思った」(BANDAI SRIRITS ホビー事業部 安永亮彦)
【審査員特別賞コメント】「アニメーターとして監督としてという部分で選ばせてもらった。作品全体のアウトラインの素晴らしさ、ダイナミックにして繊細。すべてが自分好み、ドストライク!」(アニメーション監督 大張正己)
▶︎次ページはジュニアコース の作品

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