11月2日、万世橋にカモメが4羽飛来、水面を優雅に泳ぐ姿が見られた。
カモメは冬鳥、10月下旬から11月頃に越冬のため日本に飛来し、5月半ばになるとシベリア方面に旅立つ冬鳥だ。
夏場に日本で見られるカモメのような鳥はウミネコ。留鳥で年中日本にいる。チドリ目カモメ科カモメ属に分類されるのでカモメの仲間ではある。
カモメはつぶらな黒い目と細いまっすぐなクチバシでスズメのような可愛い顔をしているが、ウミネコは白いボディは変わらないものの、カモメより一回り大きく、目やクチバシはカモメというより鷲に似ており、カモメとは鳴き声も異なる。
では夏のハガキの「かもめ~る」はというと、カモメは冬鳥なので、日本の「かもめ~る」はウミネコということになるだろう。
この日見られたカモメの種類は「ユリカモメ」。都鳥(東京都民の鳥=昭和41年制定)でもある。記者はそろそろ「ユリカモメ」飛来するのではとチェックしていたが、11月1日の夕方に昌平橋付近でようやく目撃、翌2日、カメラを持って行くと万世橋に4羽いたので撮影することができた。
ユリカモメは朝から餌を追い川を上り、夕方になると海に戻り防波堤などで眠り夜を過ごす。これから徐々に飛来数が増え、秋葉原近辺の川辺も賑やかになりそうだ。
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