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【トレンド】進化系「切り絵」作品がTwitter上で大ブレイク、作者の古鉄さんを直撃

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5月6日(日)にTwitterユーザー古鉄さん(@kotetsu_of)があげた「切り絵」作品が話題となっている。7日19時現在、15,000RT、41,000いいねと、脅威の勢いで拡散されている。

古鉄さんのツイートより( @kotetsu_of)

古鉄さんのツイートより


一般的にモノクロで、地味なイメージがある切り絵。しかし、そんな切り絵も進化を遂げていることを感じさせたのが今回古鉄さんがアップした写真だ。
切り絵イラストを趣味で書いている古鉄さんは、趣味である風景写真撮影と切り絵を合体させた作品を作り上げた。描いた『アイドルマスター シンデレラガールズ』神崎蘭子のイラストのドレスやリボン部分だけを空間にし、その空間に背景が写り込むようにして写真を撮影。すると、夕焼けの綺麗な空があたかもドレス柄になっているようなイラストに見える。
うまくバスト部分と、スカート部分で背景を変えればこの通り

うまくバスト部分と、スカート部分で背景を変えればこの通り(古鉄さんのツイートより


同様に、草木や土を活かした柄に仕上げたり、咲き誇る桜や、菜の花を柄に見立てたり、一枚の切り絵で様々なバリエーションある写真をアップしている。これにはTwitterユーザーも感動し、「いいねを何回も押したいくらいです!」「斬新ですね!」「大自然がキャンパス!」「こんなArt初めて見ました!」「移りゆく時間と共に変化するお洋服…素敵ですね」と賞賛する声が相次いでいる。
四季折々の撮影の楽しみがある

四季折々で撮影の楽しみがある(古鉄さんのツイートより


古鉄さんに連絡したところ、快く取材に応じてくれた。
この作品ができたきっかけについて古鉄さんは「趣味がカメラということもあり風景写真もとても興味がございます。カメラを始めて人・モノ・風景、色々なものを記録に残すのが楽しく、その中の1つが風景写真でした。また元々はイラストを描くことを趣味としていたこともあり、それぞれの趣味を合わせた作品作りができないかと思っていたのがきっかけでした」と説明する。

もしこのアート作品が一般化すれば、観光資源が乏しい地域でも「この土地でしか完成できない作品」として、注目されるかもしれない。撮影時のコツについて恐る恐る聞いたところ、これについても大変丁寧なご回答をいただいた。
「撮影のコツというほど大それたものではありませんが、イラストを印刷する紙は厚めの紙にしておくと、撮影の際に紙自体の重みに負けてへたったりしなくなるので良いと思います(個人的には厚めのマット紙がおすすめです)。あと、風が強い日は切り絵が風に吹かれて、撮影がとても大変なので出来れば天候が穏やかな時の方が写真は撮りやすいと思います」と、自分の手法を試してみてと話す古鉄さん。

最後に「自分の場合はたまたま風景の景色が好きだっただけで、背景も家の中だっていいと思います。切り絵ごしに周りを眺めていると、目に映るもの全部が絵具に見えてきて日常が少し楽しくなると思います」と話してくれた古鉄さん。まさに空が、山が、緑がキャンバスになる作品だ。今後の作品も本当に楽しみである。

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