3月31日(土)、埼玉・蕨の「蕨市民公園」桜まつり会場で、女子プロレス団体・アイスリボンのゲリラ試合が行なわれた。芝生に白線を引いただけの突貫のリングだったが、多くの花見客が集まり盛況となった。 (記事提供・イーファイト)
この日、主力選手である藤本つかさ、宮城もち、長崎まる子、トトロさつきの4選手は、同日夜に開催される大会「アイスリボン875」告知のため、桜まつり会場でチラシを配布していた。一生懸命チラシ配布する姿に心を打たれたのか、桜まつり主催者側から「ここで試合してもいい」との許諾が。急遽、白線が引かれた“2D(二次元)”のリングで、藤本&宮城vs長崎&トトロのタッグ戦が実施されたのだ。
事前告知がなかったため、当初こそ観戦者が少なかったが、試合が始まると次第にギャラリーが増え、最後はリングをぐるりと取り囲むほど人が集まった。試合は、ロープがないため打撃や投げ技の応酬となり、藤本の強烈なキックがトトロに決まると観衆からは歓声があがった。
試合は藤本組が勝利したが、集まった小学生や家族連れは、いつもは見られない距離で繰り広げられた試合に興奮している様子だった。アイスリボンは蕨市民公園から徒歩3分ほどの場所に道場がある。アイスリボン広報担当者は「花見に来ていた皆さんにアイスリボンのことを知ってもらえて、いい試みになりました」と話す。