3月26日(月)、東京・後楽園ホールでボクシング「第63回フェニックスバトル」が開催。ボクシング世界王者の井上尚弥のいとこで“オタクボクサー”の異名を持つ日本スーパーライト級3位・井上浩樹がワチラサク・ワイヤウォング(タイ)を相手に2ラウンドKO勝ちを収めた。(記事提供・イーファイト)
アニメ『ポプテピピック』のテーマを入場曲に、「クローンポプちん」のお面を装着し登場した井上。1Rから左右ボディブローを中心に攻めていき、ガードを固めるワチラサクに強い左ストレートも打ち込んでいく。ワチラサクをコーナーへ詰めての連打も見舞った。
7連続KO
2Rになるとワチラサクも右フックを中心に手を出し始めるが、井上の左ストレートがワチラサクのガードを突き破って直撃し、ワチラサクは前のめりにダウン。立ち上がるも足がふらついてロープにもたれかかり、ファイティングポーズをとることが出来ず10カウント。井上が11連勝7連続KO勝利を飾った。
井上は「ガードが堅くて力が強いと思いました。ちょっとリキんでしまいましたが、(左ストレートが)ガードの間からしっかり入ってからよかったと思います」と試合を振り返り、「日本(タイトル)獲りますから。今年中にはタイトルマッチが出来るように頑張っていきます」と年内の日本王座奪取を宣言した。
『ハグプリ』でリラックスし試合へ
試合終了後、控え室でインタビューに応じた井上。「超盛り上がりでしたね。最後の挨拶で、(ポプテピピックの)『さーて、いっちょとってきますか。日本を』『修羅みあるわ〜』のセリフを言ったんですが、さすがに会場でわかる人はいなかったみたいです(笑)。
試合終わって、いとこ(井上尚弥)がかけてくれた第一声が(あんなパフォーマンスできて)『根性ある』って言葉でした。でも、みんなと違うことをしないとなって思って。エンターテイナーになりたいですね」と自分のパフォーマンスに井上は満足そう。
試合前日、井上はTwitterで「計量終わってご飯食べて回復しますた 帰ってプリキュア見ながら明日のイメージ作るか」(原文ママ)とつぶやいていた。
実際に『HUGっと!プリキュア』を見て試合に活きたか問うと、「ハグプリの必殺技って可愛い。見ているだけで元気出ます。自分が好きだったスマイルプリキュア登場キャラであるキュアハッピーの必殺技にすごく似ていて、好きなんですよね。あとははぐたん。はぐたんを見ていたらすごく癒されて、リラックスできましたね。試合に活きたと思います」と、ハグプリに出てくる赤ちゃんキャラの名前を挙げて、説明してくれた。
井上の大好きなハグプリは、エール(応援)が重要なテーマになっているプリキュア最新作。「ファンからの応援はやる気になる。あ、でも、言ってくれる人にもよりますけどね(笑)」(井上)