9月24日(日)、千葉・幕張で開催されていた国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2017」が閉幕した。21日(木)から開催されてきた本イベント。今年は合計609の団体・企業が出展し過去最大に迫る規模の大きな催しとなったが、来場者数は合計25万4311人。過去3年では最低の来場者数となった。
4日間開催の東京ゲームショウ(以下TGS)は、1、2日目がメディアとゲーム関係者だけのビジネスデイ。3、4日目が一般公開日となっている。
24日夜、東京ゲームショウ事務局が発表した来場者の集計では、初日(21日)26,564人(前年比△4,835人)、2日目(22日)31,512人(前年比△2,122人)、3日目(23日)106,075人(前年比+8,001人)、最終日(24日)90,160人(前年比△17,957人)と3日目をのぞくと軒並み約1割程度来場者が減った。
4日間合計は254,311人で、昨年の271,224人、一昨年の268,446人と比べても数字が落ち込んでいる。
過去2年は日程的に好都合
Nintendo Switch、プレイステーションVRがリリースされた後のTGSとしてはやや数字が寂しいように見える。しかし、数字だけでTGS人気の頭打ちを考えるのは早計だ。2016年は閉幕翌日が祝日であり、地方から訪れるファンも多かった。2015年は秋のシルバーウィークど真ん中で、閉幕翌日から3連休(TGSが開催されていた土日を含めると合計5連休)という好日程。
今回の日程は祝日「秋分の日」が土曜日と重なっていたため、日程的には不利。特に遠方から訪れるファンにとってはスケジュール的に厳しかったのは確かだ。あわせて天候が安定せず、ビジネスデイ2日目夕方〜深夜はかなりの雨が幕張を襲った。都内でも約30分遅延した地下鉄もある。「明日、現場に行けるのかな」と不安になったゲームファンもいたことだろう。それらの影響が多少なりともあったことは想像に難くない。
BtoBの商談は過去最多
無論、この規模で来場者を集めるゲームイベントは他には国内にはなく価値あるイベントであることは間違いない。また海外からの来場者、出展社は増加傾向にあり、日本のゲーム市場が一つの過渡期にさしかかっていると見る事ができる。
現に、会期中はBtoBの商談も活発に行われ、ビジネスマッチングシステム 「アジア・ビジネス・ゲートウェイ」に登録した企業は1,250社と、昨年の1,149社を上回っている。世界に向けて最新の情報を発信する国際的な展示会としての役割がより重要になっている証左だ。
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イベント概要
東京ゲームショウ2017 公式サイト