4月8日(日)東京・王子Basement MON☆STARで東京女子プロレス「 春になったら春日部に行こうよ、仲間も一緒して!」 が開催された。(記事提供・イーファイト)
▼メインイベント 20分一本勝負
○山下実優&坂崎ユカ
11分53秒 片エビ固め ※アティテュード・アジャストメント
●辰巳リカ&黒音まほ
メインイベントでは5月3日の後楽園ホール大会で、
山下のパートナーである坂崎ユカ、辰巳のパートナーの黒音まほ、 共に絶妙なアシストを見せたこともあり、 山下と辰巳は前哨戦から真っ向勝負する機会が非常に多かった。 山下の蹴りに耐えながらドラゴンスクリューを決めた辰巳は、 足4の字固め、ツイスト・オブ・フェイト、ヒップアタック、 ドラゴンスリーパーと惜しげもなく得意技の波状攻撃で山下を追い 詰める。
だが、
試合後、山下は「強いね」と辰巳の強さは認めたものの、「 5月3日、後楽園はただのシングルじゃないんだよ。 このベルトを懸けて闘う覚悟はあんのか?」 と前哨戦で敗れてしまった辰巳に覚悟を問う。すると辰巳は「 今日は負けたけど……今は負けかもしれないけど、 ベルト持つ覚悟あるよ! 見せてあげる」と言ってリング下から、 設営用の備品が入っている袋を持ってくると、 中からハサミを取り出す。
「ドラゴンの時代を作る」
次の瞬間、
辰巳はそのリングネーム通り、藤波辰爾の“ドラゴン殺法” を自分の得意技にしているが、 この自ら髪の毛を切ってトップに立つ覚悟を示すという行為は、 1988年4月22日に藤波が当時新日本プロレスのメインを張っ ていたアントニオ猪木に向かってやってみせた“飛龍革命” と同じである。だが、やってことは同じでも髪は女の命だし、 辰巳はあのでんぱ組. incを輩出した秋葉原ディアステージに勤務していた頃からずっ と黒髪のロングヘアーだったことを考えると、 この行為は非常に覚悟のいることなのが分かるだろう。
観客はもちろん、覚悟を問うた山下も唖然呆然。だが、
この“東京女子版飛龍革命”で王者・ 山下にかなりのプレッシャーをかけたのは間違いない。「 チャンピオンになってドラゴンの時代を作ります!」と宣言した“ ホワイトドラゴン”辰巳リカは、 白いベルトを手にしてゴーテンサンを革命記念日にするつもりだ。