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【秋葉原】老舗食堂「かんだ食堂」が3月24日で閉店 59年の歴史に幕

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1958年に開店し、間もなく60周年を迎える秋葉原屈指の老舗食堂「かんだ食堂」が、3月24日(土)に閉店することがわかった。
DSC_34125日(月)店頭に張り出された張り紙では、「お知らせ 昭和33年開店以来59年余りに渡りお引立て頂きましてありがとうございます。突然ではございますが、この度諸般の事情により閉店することとなりました。これまで賜りました皆様の長年に渡るご愛顧を心から感謝申し上げます」とのお知らせがあった。
かんだ食堂は、隣接した場所にあった「神田青果市場」(現在は複合商業ビル・秋葉原UDX )が活況だった時代から“やっちゃ場”で働く人たちの胃袋を支えた名店。700円、800円台の定食を数多くそろえ、ウインナーや焼肉、焼き魚、とんかつなど、多彩なおかずはどこか懐かしく、心落ち着く味だった。しかし品書きに「味とボリュウムの定食」というキャッチフレーズをそえるほど、味のみならず量も魅力だった。

「ビルオーナーがビルを売却」

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関係者によれば、「最近、ビルオーナーがビル自体を売却した。かんだ食堂さんらテナントも出て行かなきゃいけなくなったのだろう」と、ビル側からの立ち退き指示によるものだという。
近隣ビルに入居するPC系ショップのスタッフは「本当に驚いた。今日もこれから食事をするところだった」と驚きを隠せない。「秋葉原の個人店がどんどん少なくなって悲しい。個人店がなくなるとチェーンの飲食店が次々入って来る。秋葉原らしさがなくなりつつある。ビルの賃料も上がっているし、今後もこの流れが起きそう」と悲しんだ。DSC_3405

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