8月15日(火)、一般社団法人「3Dデータを活用する会」は、自分のボディラインと一緒のトルソー(胴体部分だけのマネキン)が作れる「じぶんトルソー」の制作に成功した。近い将来、もしこのオリジナルトルソーのオーダーメイドができるようになれば、コスプレ衣装自作派レイヤーにとって非常に朗報だ。
測定した3Dデータを活用
衣装自作派コスプレイヤーにとって衣装づくりは一番力をいれる部分。トルソーは制作過程の衣装を着せて、全体を把握するのには重要なアイテムだ。しかし、通常流通しているトルソーは自分の体型とは誤差があり、精確なフィット感は確認できない。今回開発された技術を活かしてオリジナルトルソーができれば、衣装制作がよりハイレベルに行うことができるというわけだ。「3Dデータを活用する会」は「今後測定データが色々な分野で活用できるのでは」と今回テストのトルソーを制作したようだ。
トルソーのベースになる測定データは、3Dスキャンで行うようで、公式Twitterによると「3Dスキャンは、要するにカメラなので何か特殊な光が出るわけではなくもちろん害も全くありません。特殊なデジカメだと思ってください。モデルさんは身体にフィットしたいわゆるババシャツ的な下着着用してもらっています。そのババシャツの下にブラ着用OKです。ボトムはボクサースタイルの下着です」(原文ママ)と説明がある。測定機材の持ち運びも可能のようだ。
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