8月11日(金・祝)、東京・有明の「東京ビッグサイト」で、国内最大の同人イベント「コミックマーケット92」が開幕となった。会期は13日(日)まで。昨年は三日間で約53万人もの来場者があったが、今年は初日が祝日とあり、さらに盛り上がりを見せている。
悪質ローアングラーの姿も…
コミケはコスプレイベントの最高峰でもあり、今年も多くのコスプレイヤーが会場を訪れていた。今回気になったのは、ローアングラーと呼ばれるスカートの真下にカメラを突っ込んだり、無断で下半身だけアップ撮影する悪質な参加者である。近年からローアングラーはコスプレ業界でも問題視されており、撮影の輪を統制、監視する友人を同伴するコスプレイヤーも少なくない。「別に撮られても大丈夫」と考えるコスプレイヤーもいないわけではないが、大半は迷惑に思っているのが実情だ。
またきちんとした交流や撮影を目指して会場入りしているカメラ紳士たちを阻害する存在でもある。特に西の駐車場が広場として活用されなくなった今回、1Fの庭園広場には人が殺到している状況が続き、各地でこのような光景が見られた。許諾なくスカート真下からムービーカメラを突っ込む行為は、コミケの撮影ルールの「注意事項」にひっかかる。我先にと必死に撮影する参加者が多いためか、「機材があたった」「撮影したらどいてくれ」と過去に比べると撮影者同士のトラブルも増えた様に感じる。コスプレ文化が異様な姿に映し出されないためにも、コスプレ参加者はいままで以上に注意し合って、撮影者は理性を持って楽しむべきだ。
スケッチブックでローアングラーを煽る甘はむさん
今回、「艦隊これくしょん」の島風コスで登場した甘はむさん。甘はむさんは、コミケのコスプレ露出ルールを重んじ、きちんと露出対策をした上で、さらに記者にも「スパッツはいているので、全然大丈夫ですよ」と連呼。持ち込んだスケッチブックには、ポプテピピック調にローアングラーを「さては物好きだなオメー!」と煽る一文を加えた。これではローアングラーも戦意を失う。自衛には色々な形があるが、言葉や行動できちんと示せば対処ができるのだと感じさせる一幕だった。
閑話休題。1UP情報局では、今回も会場で多くのカメラマンに囲まれていた人気のコスプレイヤーさんに取材用の撮影を依頼。総勢35名、約300枚の写真を撮影した。その写真を「前編」「後編」にわけて紹介する。今回記事は「後編」。
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