白熱の「単走」「追走」
レースは大きくわけて2種類ある。それが「単走」と「追走」だ。単走は、参加選手が1名ずつ走行して得点を競う。正確なドライビングテクニックがあるか、審査員が厳密に審査するのだ。D1独自の機械採点システム「DOSS」によって「角度」「スピード」などの要素が得点化される。1人の参加選手は2回の本番走行が認められていて、うち高得点だった走行の得点が順位になるシステムだ。
【ガルパンD1】野村選手♪───O(≧∇≦)O────♪単走予選、高得点98.12!
現在グループB暫定1位です!#d1gp #garupan pic.twitter.com/8OuGI93mnQ— PACIFIC RACING TEAM (@pacificracing) 2017年3月31日
一方の「追走」は、クラッシュも発生する激しいレースだ。対戦する2台は「先行」「後追い」に分かれてスタートする。「先行」側はリードを保ちながらベストな走りをし、「後追い」は先行車両に合わせたド
リフトをすることが求められる。「後追い」は先行と同等かそれ以上の角度をつけて相手のインに入った状態でドリフト走行を継続できれば勝ち。「先行」は後追いを大きく引き離したり、よりドリフトの角度が深く、飛距離が長ければ勝ちとなる。対戦は2回行われ「先行」「後追い」が入れ替わり、2本分の点数を合計して勝敗が下される。
「単走」決勝(24台出場)では、各チームコースギリギリのドリフト走行を披露。中には外壁に衝突してしまうヒヤッとするクラッシュシーンもあったが、その後レーサーが車両から出てきてファンに一礼すると会場には安堵の空気と拍手。ガルパンレーシングカー2台で参戦した「PACIFIC」は、予選走行で3位と期待された野村謙選手が2本目の 走行キャンセルとなり22位、村山悌啓選手が17位とスコアが伸びず両者とも悔しい結果に終わった。
「単走」はWISTERIA with TOYO TIRESの藤野秀之選手が華麗なテクニックで高得点を叩き出し、初優勝。勢いそのままに、続くトーナメント式の「追走」でも藤野選手は強豪、ベテラン勢を下し見事優勝。第一戦は藤野選手の完全優勝という結果になった。
イベント概要
2017 D1 GRAND PRIX シリーズ
Rd.1 & Rd.2 4月1日(土)〜2日(日) 開催地:東京・お台場NOP地区
今後の予定
Rd.3 6月24日(土)〜25日(日) 開催地:筑波サーキット(茨城)
Rd.4 & EX. 7月22日(土)〜23日(日) 開催地:舞洲スポーツアイランド特設コース(大阪)
Rd.5 & Rd.6 、 8月19日(土)〜20日(日) 開催地:エビスサーキット(福島)
Rd.7 & EX. 10月7日(土)〜8日(日) 開催地:東京・お台場NOP地区