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【アキバの隣町を歩く】絶品の押し寿司、いなり寿司が名物の「神田志乃田寿司・静智庵」

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秋葉原と神田エリアを繋ぐ「万世橋」を神田方面に渡って徒歩5分。淡路町交差点のすぐ近くにある「神田志乃田寿司」。100年以上の歴史を持つ同店は、甘みのあるいなり寿司、のり巻が名物の老舗店だ。地下には「静智庵」というお店が入っている。早速、お邪魔してみた。

伝統の押し寿司が1000円前後で

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明治35年創業の神田志乃田寿司は、都内でも有名なお店だ。1UP情報局記者もよくお店の前を通るが、この日「食事処」との看板があることに気がついた。恥ずかしながら、これまで同店はテイクアウト専門店だと思っており、食事処を併設していることを田舎者の記者は知らなかった。

店内に入ると、地下に続く階段があって、そこにはカウンターとテーブル席。「静智庵」はこじんまりしているが、これぞ寿司屋といった店構えだ。年配のご夫婦や、ご婦人のグループが食事をしている。品書きは、押し寿司、のり巻、茶巾寿司などが組み合わさった8種から選ぶ。押し寿司がメインだ。S__28901389S__28901390

1個単位で名物のいなり寿司も注文できる。ちなみに注文したのは「桐」(海老2カン、鮭1カン、小鰭1カン、穴子1カン、穴子巻1カン)1170円と、「楠」(鯖1カン、鮭1カン、穴子1カン、太巻と茶巾が1つずつ)1030円。通常のにぎり寿司に比べ、押し寿司は1カンあたりのボリュームがあるので、これで十分お腹一杯だ。先付で濃厚なおぼろ豆腐が出て来るのも嬉しい。この時は、季節限定のえんどう豆入り稲荷寿司「えんどう豆入りしのだ」(1個162円)も注文した。稲荷はふっくら甘みが強く、上品。お土産、差し入れでも大変喜ばれる一品である。

▲おなじみの名物いなり寿司。ジュワっと甘いタレが口中に広がる。

▲おなじみの名物いなり寿司「えんどう豆入りしのだ」(1個162円)。ジュワっと甘いタレが口中に広がる。

S__28901383普段、通常のにぎり寿司はよく食べることはあっても、本格的な押し寿司を食べる機会は少ない。普通の寿司屋だと、なんとも入りづらい、敷居が高い、マナーが分からないなどの不安を感じる人もいると思うが、ここはそんな空気はなく、入りやすく、温かい空気があった。アキバ回遊の前に、歴史を感じる志乃田の押し寿司を堪能することをおすすめしたい。

▲店内に展示されていた創業当時の写真

▲店内に展示されていた創業当時の写真

店舗情報

神田志乃田寿司 静智庵
http://www.kanda-shinodasushi.co.jp/frame.htm
7:30~18:00(火曜定休)
03-3255-2525
千代田区神田淡路町2-2

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