秋葉原の電脳雑貨屋「三月兎三号店」が、2017年1月29日(日)をもって閉店。これで三月兎のブランドは消滅し、秋葉原の人気ショップがまたひとつ歴史に終止符を打ったことになる。
アキバ通たちに愛された三月兎
主にPC周辺機器やユニークなガジェットを販売していた「三月兎三号店」は、約15年の歴史がある秋葉原でお馴染みのショップ。1週間ほど前から異様なまでの激安販売を行っており、それを違和感に思った方が店員に訪ねたところ、閉店が発覚。その呟きがTwitterで大きな話題を呼んだ。当時、閉店告知の張り紙などは見られなかったが、1月25日、1UP情報局記者がスタッフさんに尋ねたところ「在庫が無くなり次第閉店という形になりそうです」と語ってくれていた。
昨年10月31日(月)にはデジタル雑貨販売店「三月兎一号店」、同人専門店「三月兎さんげっと店」が閉店。今回、三号店が閉店してしまったことで、秋葉原から「三月兎」は姿を消したことになる。年始に販売され、なにかと話題を呼ぶ「謎袋」、最近は見られなかったが夏の風物詩と言われていた「氷柱」など、様々な仕掛けを行っていた三月兎。
秋葉原に通う40代男性は「行くたびに商品がガラリと変わる、マニアックだけど楽しいお店だった。なくなってしまうのは残念」と話してくれた。
なお、同ビル2階の三月兎が運営・経営していた「Cafe&Bar SIXTEEN」も2017年1月28日(土)をもって閉店。3・4階で営業しているイベントスペース&ダンススタジオ「AKIHABARA SIXTEEN」は、引き続き営業を行う。