11月4日(土)東京・秋葉原の隣町である小川町にある「小川広場」で毎年恒例の食のイベント「神田カレーグランプリ」が開催されている。会期は明日5日まで。開催日の今日、会場に足を向けると、秋晴れの中、多くの人で賑わっていた。
会場には、秋葉原〜神保町エリアの人気カレー店20店舗が特設テントで出展している。そのうち秋葉原に本拠地を置くお店からは「秋葉原 カリガリ」「ジャンカレー」「フジヤマドラゴンカレー 秋葉原店」がエントリー。
また秋葉原UDX内にあるインド料理「サパナ」は水道橋店がエントリー。そんな個性豊かな20店舗の味を食べられるのがこのイベントの醍醐味。どのお店も、スタンダードな量のカレーと、お茶碗くらいの少なめカレーを出していて、3〜4店舗ならはしごが可能だった。
お値段的には1皿あたりだいたい500円前後。食のイベントとしてはコストパフォーマンスがいい印象だ。各店行列はできていたが、お店の切り盛りがどこも素晴らしく、最長でも15分程度並べば食べる事が出来た。
来場者はカレーを注文すると、投票券を受け取る事ができ、会場にあるボックスで「応援したいお店」に投函。その票数でナンバーワンを決める。
【関連記事】アキバのお店は優勝なったか!? カレーグランプリ2017投票結果はコチラ
秋葉原のお店をまずは紹介!
「カリガリ」は秋葉原通人にも認知度があるお店だが、スパイシーなインドカレーは会場でも人気が高かった。具材を時間をかけて溶かし込んだルーが特徴で、今回はチキン南蛮カレーで勝負する。カリッと揚がったチキンは食欲をそそるクリスピーさだった。
コストパフォーマンスの優秀店と名高い秋葉原の「ジャンカレー」は昨年のグランプリ3位。今回は牛タンカレーで優勝を狙う。ジャンカレーは下町で30年愛されている「これぞカレーライス!」という味を提供し、ルーはお店で仕込み、玉葱・人参・りんご・豚肉などの溶け込ませ完成まで3日かけるこだわりぶりだ。
「フジヤマドラゴンカレー 秋葉原店」は今回が初出店。「具材全乗せ」でグランプリに挑む。ミンチカツ、ソーセージ、唐揚げ、卵などをトッピングしたワイルドで豪快な一皿だ。シメに鶏白湯をかけて雑炊にして食べるなどダブルで楽しめるのが同店のウリだ。
そのほか特徴的なお店ばかり!
出展者の中での変わり種では、ランチパスポート大賞の受賞歴がある「グレイドフルデイズ」のカレーパスタや、つけ麺で有名な「大勝軒」のカレー。いずれも会場では人気で、「大勝軒」は創業者の山岸一雄が昭和29年に完成させた秘蔵のカレーを再現。カツとシューマイが乗った豪華なカレーだ。果たして今年の優勝はどのお店に輝くのか!?
最も驚いたのは全品無料の「東京メトロ」カレーブース
会場のはじっこに「東京メトロ」のテントがあった。近づくと行列が凄い。後を追って行くと行列は会場の外まで伸びて行った。聞くと「駅員さんがカレーをつくってくれる」という。ちょうどこの時間帯は東京メトロ「神田駅」の駅員さんたちがカレーを無料でふるまっていた。カレーのテーマは、駅によって違う。この日トップバッターだった「新御茶ノ水駅」駅員さんは「バタチキカレー」。
「秋葉原駅」駅員さんは「秋葉原萌え萌えカレー♡」(味は不明)、神田駅の駅員さんは町の歴史を想起させる「和」カレーをつくりあげていた。ちなみに明日5日は「また別の駅の駅員が出てきます♡」(東京メトロスタッフさん)とのこと。これは楽しみだ。
イベントステージを見ながらカレーを食べる贅沢
イベントステージでは、AKIBA.TV Presents Liveとして氏家エイミー、奥野未悠、クレヨンズ、Pottya、ズルフィカール蓮菜、浅見ユウコ、BLAST、モーティマー真、AKARA、Reina、Meri、JUN&ちさ他が出演し、両日とも午後13時10分から会場を音楽で盛り上げる。
カレーと音楽が楽しめる「大満足」のカレーグランプリは明日まで。
イベント概要
会場:小川広場(千代田区神田小川町3-6)