9月6日(火)18時、東京・秋葉原にアニソンカラオケBAR「高まり研究所」がオープンする。それに先駆けて前日5日、マスコミ、関係者を集めたプレオープンが行われた。その模様をお伝えする。
各地で広がるアニソンバー文化
繁華街・秋葉原はカラオケの激戦区。中央通と昭和通にはパセラ、アドアーズ、カラオケ館、ビッグエコーと合計7店舗の大型店がある。さらには最近できたメイド喫茶の多くはステージを常設していて、メイドさんが歌ってくれるサービスを実施している。今回のアニソンカラオケBAR「高まり研究所」は、客もスタッフも歌が楽しめるをモットーにつくられた隠れ家的お店として一線を画す。場所は中央通から神田明神方面に向かった「芳林公園」横。元はレンタルカフェ「セブンスヘブン」があった場所だ。
「ここ数年、都内にアニソンカラオケバーが増えています。特に池袋や中野はその文化が根付いていて、どこもオタク属性をもった歌好きの人が集まる場所になっています。一方、秋葉原はお客さんのコミュニティになるアニソンカラオケバーがまだまだ少ないと感じました。池袋のお店なんかを見ているとお客さん同士も楽しげで、『アキバよりアキバっぽい』と痛感したんです。そしてなぜアキバにはそんな店が少ないんだろう……と。そこで今回のお店を考えました」と同店オーナーの佐藤さんは話す。店名の由来は、楽しさ、テンション、コミュニケーションなど、色々なことが高まる場所になってほしいとの思いでつけたという。
歌えるジャンルにご注意
たしかに、近年秋葉原に出来たコンセプトカフェは、どちらかというとお客さんとメイドさんという1対1の関係が重視され、お客さん同士の交流は少ない。観光地ゆえ一見さんが多いこともあるが、佐藤さんは「ヒトカラ(一人カラオケ)を楽しんでいた人が、今度は仲間たちに披露したいな、スタッフさんに聞いてもらいたいなと感じて頂けるような温かいお店を目指したいですね」と目標を話す。お店に導入したカラオケ機種はDAM。映像が出る曲が多いため、店内の盛り上がりを重視している。但し、歌えるジャンルは「アニソン」「ボカロ」「声優」「ゲーム」「特撮」「女性アイドル」限定。このルールがお店の秩序を保つのだ。
「高まり研究所」のシステムは、男性は飲み放題&歌い放題で1時間2000円(以降30分毎に1000円、税込)、女性も同じく飲み放題&歌い放題で1400円(以降30分毎に700円、税込)とこのエリアではかなり安い部類に入る。フリードリンクは全36種類あり、ソフトドリンクのほかハイボールや、焼酎、チューハイ、カシスオレンジなどのカクテルもある。レッドアイやカルーアミルクなどオシャレなお酒は+100〜200円でつくってくれる。フードは乾き物中心に、唐揚げやたこ焼き、ウィンナーなどパーティーメニューが揃う。「オープンのばたばたが終わったら、メニューをもっと充実させていきたい」と佐藤さん。楽しい歌声が響く場所が、また秋葉原に増えた。
店舗概要
アニソンカラオケBAR 高まり研究所
■場所 千代田区外神田3-6-17 1F
■電話 03-3525-4238
■営業時間 月曜日~木曜日18時~23時、金土祝日前18時~翌朝5時
■公式HP http://r.goope.jp/takamari
■公式Twitter @takamariken