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でらなんなんにて開催! 『アイドルとヲタク大研究読本』 発売記念トークショー&サイン会レポート!

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2016年6月24日(金)、『アイドルとヲタク大研究読本』(株式会社カンゼン)の発売記念トークショー&サイン会がでらなんなん池袋店で開催。本書籍の案内人でもあるぺろりん先生こと鹿目凛(以下、ぺろりん先生)と、同グループに所属する樋口彩(あやぱむ)が登場した。

これまで「アイドルとヲタク大研究読本」の発売イベントは、ヴィレッジヴァンガードや書泉など、本屋でのイベントを中心に開催していたが、今回はサイリウム・ペンライト専門店であるでらなんなんでの開催ということもあり、イベント前から多方面からの注目が集まっていた。
メンバーが登場する際には、集まった観客が二人のイメージカラーである黄色と青のサイリウムで迎えるというサプライズも。ぺろりん先生と樋口彩も暗闇の中、でらなんなん特製のペンライトを持って登場するなど、いつものトークイベントとはまったく異なる演出が展開された。
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ぺろりん先生×樋口彩が『アイドルとヲタク』をテーマにガチトーク!

この日の事前に公表されていたトークテーマは「サイリウム」と「SNS」。どちらもアイドル文化にとって決して欠かせないモノである。さらに「接触」「夢」をテーマに加え、イベントは進行していった。
最初のテーマはでらなんなんの看板商品「サイリウム」。
樋口彩は「サイリウムはライブ会場でどこに自分のファンがいるのかすぐに分かる、ありがたいものだと思います。」と語り、ぺろりん先生は「私は目が悪いっていうのもあって(ライブ中に)、実は自分の推しを見つけるのがすごい苦手なんです。でもサイリウムが目印になるし、こちら側からレスをしやすいというところがありますね。ベースボールガールズはサイリウム現場(ファンがそれぞれの担当カラーのサイリウムを振ってくれる人が多い現場)なんですが、他のアイドルさんと一緒になる対バンライブなどではサイリウムが多かったりするとベボガが人気あるように思ってもらえます。また、新規の人たちはサイリウムを振っていれば、ファンの仲間に入りやすいという部分もあって、私たちからすると欠かせない大切なものだと思います。」と語った。
他にも樋口彩が「普段ライブのときにサイリウムを持っているヲタクの人と接触すると手に豆ができてるんですよ! サイリウムを持ちすぎて手に豆ができているって言ってて、ビックリしました!」と、ヲタクをよく見ているからこその裏話も飛び出した。
アイドルにとって欠かせないツールとなっている「SNS」については、
樋口彩「SNSは“みんなに会えないときに自分のことを知ってもらえるツール”だと私は思っています。」
ぺろりん先生「私はそれに加えて、会ったことのない人に自分の存在を知ってもらうツールだと思っています。SNSがきっかけで私のことを知ってくれてファンになってくれる、会いにきてくれる人も多いです。」と語った。
“アイドルとヲタクのあるあるイラスト”から人気が一気に波及。現在、ツイッター6万人以上のフォロワーがいるぺろりん先生は「ブレイクしてフォロワーが増えてから、一つ一つのツイートに対してすごく時間を掛けるようになりました。一つのツイートをするのに10分以上掛けるときもあります。ネットでこの言葉の使い方って合ってるかな? とか調べたりすることも多いです。」とツイートへのこだわりを語った。
実際のファンとの接触については、
樋口彩「接触に来る人はまず伝えたいことがある人と、ただなんとなく会いたいから来てくれる人の2種類に分かれると思うんですよ。私も昔は好きなアーティストさんのサイン会とかに行ってたから、話したいことがあるときに黙って聞いてくれるのはすごく嬉しいし、話すことがなくてただ会いたくて行くときに、向こうから話題を振ってくれるとすごく嬉しい。だから、私もファンの人たちの様子を見て、そのどちらかを意識して接するようにしてますね。」
ぺろりん先生「ライブの予約をするときに、その告知ツイートに対してリプを送って予約するシステムになっているんですけど、予約してくれたファンの人たちのツイートとかを掘って、事前にリサーチしています。そして実際に接触に来てくれたときに、その内容とかを話したりして、『来てよかったな』って自分なりの神対応を極めようとしていますね。でも、名前を覚えるのだけは苦手なんですけどね(笑)」
ぺろりん先生「今は忙しくてなかなかできていないんですが、昔はライブに来てくれる人のTwitterの誕生日欄をチェックして、当日にお祝いできたらいいなって思ってその人の誕生日を手帳に書き込んでいました
樋口彩「私もファンの人と初めて出会った日付を手帳に書き込んでおいて『1ヵ月応援してくれてありがとう!』って言ったりしてました。」
二人のファンに対するさまざまな気配りに会場からは驚きの声が上がっていた。
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目標を達成するためには何かを捨てないといけない

話は二人の“夢”にまで及んだ。
樋口彩「私が想っている夢とファンの人が想っている夢は一緒だと思っているので、自分が想い描いている夢はなるべく口に出すようにして、その夢を私と一緒に追いかけてもらいたい、といつも思っています。」
ぺろりん先生「ベボガとしても個人としてもイラストやいろんな分野で活躍したいという夢があります。今はまだまだだけど、今まで自分が知り合ったすべての人に自分のことを自慢してもらえるような、誇りに思ってもらえるような人間になりたいです。」
夢はそれぞれだが、これからもアイドルとして前に進んでいく意志と意気込みが伝わり、熱い気持ちが会場中に広がった。
『なぜアイドルはあんなにもキラキラしているのでしょうか』という問いに対して、ぺろりん先生は「私が尊敬している芸能人やアイドルの方って共通して“アンチ”が多いんです。でもそういう人ってアンチを気にしないで、応援してくれるみなさんに笑顔を向けているんです。アンチにいろいろ言われても、前向きに目標を持って頑張っているから、私にはとても輝いて見えます。」と答え、『なぜヲタクはこんなにもアイドルを応援できるのでしょうか』という問いかけには、「成長している姿を一緒に見てもらいながら進んでいけるからなのかなと思います。アイドルって青春とか、他にも大事なモノをたくさん捨てないとできないんです。目標を達成するためには何かを捨てないといけないから。」と、アイドルとして未来へ進む強い姿勢を語る答えも飛び出した。
その言葉を聞いた進行役の編集長は「その気持ちが分かっているからこそ、ヲタクの人たちはこうやって集まって来てくれるんじゃないでしょうか?」と会場に言葉を投げ、集まった観客たちからはそれに応えるように温かくしっかりとした拍手が響き渡った。
トークが終わったあとにはぺろりん先生がオリジナルのヲタ芸!?を披露し、「……これが私の青春です!」と叫び、大きな笑いと拍手のなかでトークショーは幕を閉じた。
トークショー後には二人のサイン会が行われ、その後にはベースボールガールズのメンバーである水戸しのぶが到着。それぞれの担当カラーのサイリウムをバルログスタイルで持ちながら、来場したファンたちと交流を深めていた。
ベースボールガールズは、長年の彼女たちの夢の舞台であった大型アイドルフェスティバル『TOKYO IDOL FESTIVAL2016』に8月6日の出演が決定。復活以来、快進撃を続ける彼女たちの活躍に今後も決して目が離せない!!
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作品概要

アイドルとヲタク大研究読本
■ページ:191ページ
■出版社:株式会社カンゼン
■発売日:2016年5月19日

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