5月30日(月)、東京・秋葉原に、エリア初となる「婚活応援酒場 相席屋」がオープンした。“相席屋”とは、近年渋谷や池袋といった繁華街でブームになっている「異性グループと相席になる」居酒屋。早速、体験しに行って来た。
アキバらしからぬラグジュアリーな空間
「婚活応援酒場 相席屋」がオープンしたのは、JR秋葉原駅電気街口改札を出て中央通りを末広町方面に進んだ場所にあるSILビル。1Fに有名ハンバーガー店「カールスジュニア」が今春入居している注目の新ビルだ。店内は、間接照明メインのラグジュアリー溢れるライティング。シートやテーブルも高級感があり落ち着いた雰囲気が漂っている。しかも、各テーブルの仕切りには優しい光を放つカーボン電球(注:2016/5/31/12:30表記修正)。それが合計140本。秋葉原らしいアイテムで、オシャレに空間を演出している。テーブルはすべて囲いがしてあり、他の席の目が気にならない構造。窓際には眺めの良いVIP席もある。
フードもドリンクも…美味しい!
さて、気になるシステムについて説明しよう。入店は同性の仲間2人以上で入ることがルール付けされている。席につくと、スタッフさんが新たに入店してきた異性グループを同じテーブルに招いてくれる。大雑把なシステムは以上。あとは初めての出会いを楽しむだけだ。料理はビュッフェスタイル。お酒も、料理も、お菓子もどれだけ食べても良い。料理は時間によって「サラダ」「海老のチリソース」「ボロネーゼ」など大皿料理が次々登場する。出来たてとあり非常に美味しく、お酒の種類も豊富だ。特にZIMAなど瓶系のドリンクも飲み放題というのが嬉しい。
女性は「ほぼ無料」
料金は男女でシステムが異なる。男性は、初回30分食べ飲み放題1500円(金土祝前日1800円)、以降10分ごとに500円(同600円、すべて税抜)かかる。相手がいない時間はカウントされず、お酒のみ1杯500円かかるシステム。女性は一切無料(デザートなど一部有料あり)。「女性が行きやすい空間」が相席屋の特徴なのだ。食事が終わり意気投合したら別のお店に行くもよし、連絡交換してまた別日に再会するもよし、大人同士の付き合いがその後の関係を進展させていく。店員さんの話によれば、「他の店舗ではおつきあいはもちろん、結婚されたカップルの方々もいました。意気投合する仲間を見つけて欲しい」とのこと。秋葉原という立地は、千葉方面からの玄関口であることも大きいが、渋谷や新宿と違った、性格が優しそうな男性を求める女性のニーズがありそうだ。
「秋葉原連合」の3人が実際に体験!
オープン時に取材にお邪魔した1UP情報局記者。店内にはすでにサラリーマン風の男性数名と、スカートスタイルが決まっているOLさんのグループ。しかしどうせならば、体験している様子を撮影したいと、女性グループの友人、男性グループの友人を、それぞれ内緒で現地に呼び出しておいた。女性グループは、コスプレイヤーの林檎飴さんと、泉れおなさん。いずれもコスプレ界の「辛党」として名高い女傑達である。一方、男性メンバーは「秋葉原連合」と命名するメンツを集合させた。リーダーに赤髪の「シャア専用ザク」、参謀役にメガネ姿の「JR西日本」、軍師役に髭面の「諸葛亮」という最強の3人である。
次のページに続く…!果たして愛の行方は…