秋葉原のPC関連部品取扱い店として歴史の深い「チチブ電機」が5月20日をもって店舗営業を終了することがわかった。同社が自動販売機で販売している秋葉原名物「おでん缶」は同じ場所で継続販売するとのことだ。

5月20日で閉店

チチブ電機は、1950年から秋葉原で営業を続けて来た歴史ある電器店の一つ。これまで家電製品やパソコン関連部品の取扱いを行って来ていたがこのたび5月20日をもって、店舗を閉店することを決めた。お店に確認したところ営業所を世田谷に移し、通信販売を行って行く予定とのことで、22日に引っ越しするという。

おでん缶は同所で継続販売！

同社の取扱い商品として知られるのが、名物「おでん缶」。いまや「おでん缶」は、秋葉原ではおなじみの商品だが、その端緒は1990年代初頭にチチブ電機が店外の自動販売機で販売したことがはじまりとされる。当時の秋葉原には飲食店が極めて少なく、以降ファン層を拡げて行った。現在でもチチブ電機が入るビル1Fには四季問わず「おでん缶」が販売されていて、秋葉原通人たちの小腹を満たすアイテムとなっている。

店舗概要

チチブ電機

東京都千代田区外神田３－１２－１５ チチブ電機ビル３階 TEL 03-3253-3443 FAX 03-3251-7913 営業時間　月曜～土曜 １１時～１８時 日曜休み