9月19日(火)、東京・秋葉原に新たなグルメバーガー店「HENRY’S BURGER(ヘンリーズバーガー)」がオープンした。場所はジャンク通り、パーツ店「中部電材」があった場所だ。オープン当日、1UP情報局記者はお店に突撃した。
ヘンリーズバーガーは、2年前に東京・代官山に本店がオープン。秋葉原店は2号店になる。抑えておきたいのは、東京・市ヶ谷にある焼肉店「なかはら」の系列店ということである。食通で知らぬ者はいない「なかはら」は、東京を代表する人気焼肉店。雑誌やメディアにも多く登場する。東京・青山の「よろにく」(秋葉原にある焼肉店「生粋」姉妹店)と並んで「焼肉界の二大巨頭」と評する食通もいる。
メインメニューは3つだけ!!
ヘンリーズバーガーに話を戻そう。こちらのウリは「黒毛和牛100%」を使った高級パティである。店長の吉田さんは「肉々しいパティがヘンリーズバーガーの特徴です。つなぎを使わず、お肉の美味しさを存分に味わえるパティに仕上げています」と話す。
メニューは非常にシンプル。Aコンボ(1188円、ドリンク、ポテト付)はパティ1枚、Bコンボ(同1566円)は2枚、Cコンボ(同1944円)は3枚という3パターンのみ。すべてスタンダードなハンバーガーで、吉田さんは「男性ならBコンボをまず食べて頂きたいです!!」とオススメしてくれた。
「A5ランク黒毛和牛処女牛」から必要部位をチョイス
チェーン店以外のグルメバーガーの価格帯は1個800〜1200円程度が通例だ。記者が「黒毛和牛100%とは贅沢すぎるのではないか」と質問すると「系列店『なかはら』で和牛一頭買いをしていて、ヘンリーズで使いたい部位をシェアしてもらっています。スネや貴重な部位も粗めに挽いて1枚のパティに仕上げています」と教えてくれた。和牛といっても「A5ランク黒毛和牛処女牛」に限定。まるで超必殺技のような和牛の詳細名だが、バーガーを味わっていると、噛むたびに肉の旨味が口に広がる。
ソースについては「配合は企業秘密です♪(ニッコリ)」と笑顔のまま全く教えてくれない吉田さんだが、マヨネーズが効いたサウザンアイランド系ソース。
具材はレタス、トマトとシンプルなので、ソースとお肉の味が存分に楽しめる。バンズにはうっすらバターが塗ってあるが、かぶりつくたびに溢れる肉汁を吸い込み非常に美味だ。
パンなどの「つなぎ」を使わないと肉そのものの食感がワイルドに感じるメリットがあるが、当然パティ自体の形が崩れやすくなる。1Fのキッチンスペースを見て記者は驚いた。
ミンチ肉の塊を斜めに傾いたグリル板に置くと、プレス器具で一気に平たく押しつぶす。するといつもの見慣れたパティの形になったのだ。これはスマッシュグリルという方法で、パティの形を維持すること、余計な脂を流し落とすこと、直前までフレッシュだった肉塊を一気に焼き上げることなどのメリットがある。当然、旨味と香りも凝縮される。特製のグリル板は横2m、重さ300〜400kgあるという。
周辺には「クレィン」「カールスジュニア」「チェルシーマーケット」と人気のグルメバーガー店が出そろった。ここ3、4年で一気に変わった秋葉原のグルメバーガーブームを今後も注視していきたい。
店内やメニュー表などの写真
店舗情報
HENRY’S BURGER(ヘンリーズバーガー)
■住所 東京都千代田区外神田 3-7-13
■電話 03-6206-8841
■営業時間 10:00〜19:00
■定休日 なし