東京・有楽町駅前の映画館「TOHOシネマズ 日劇」が今年2月4日に閉館する。駅前の有楽町マリオンに入っている映画館だ。それに伴い、閉館のフィナーレイベントとして『もののけ姫』『紅の豚』『となりのトトロ』『ルパン三世カリオストロの城』など、歴代の名作映画を1月27日(土)から順次上映することがわかった。
開業時の映画館「日本劇場」から含めると85年の歴史がある「TOHOシネマズ 日劇」は、3つの映画館(日劇1、日劇2、日劇3)で構成された有楽町を代表する映画スポット。今回残念ながら3館同時に姿を消すが、発表されたフィナーレイベント「さよなら日劇ラストショウ」では、誰もが知る名作映画102本がこの3つの映画館で上映される。
過去の名作を大きなスクリーンで…!
その一例をあげると、邦画では『キングコング対ゴジラ』『 ゴジラ(1954) 』『ゴジラの逆襲』『ゴジラVSビオランテ』などのゴジラ映画から、『七人の侍』『用心棒』といった往年の名作まで。洋画では『スターウォーズ』シリーズ、『バックトゥザフューチャー』シリーズ、『ターミネーター』『トップガン』など懐かしい作品が挙っている。アニメ映画では前出の宮崎駿作品に加え、『AKIRA』『ファイブスター物語』『ドラえもん』シリーズなどがプログラムに入っている。
過去の名作を、大きなスクリーンで観覧できることは貴重だ。しかもすべて、1本のチケット料金は1100円均一。「さよなら日劇ラストショウ」は1月27日から2月4日までの9日間開催されるが、webで購入できる事前チケットが1月21日24時から発売になるので、上映日前の売切れは必至。早めにチケットを抑えておいたほうがいいだろう。
ちなみに閉館後、跡地は改装され、2018年夏に約900席の貸ホール「ヒューリックホール東京」、2018年冬にはプラネタリウムを中心とした複合型映像体験施設が、それぞれ開業予定。また3月29日には、都内最新のシネコンとなる「TOHOシネマズ 日比谷」が日劇から徒歩5分の場所に完成する。