100%そば粉で作る「十割そば」が人気の「蕎麦 冷麦 嵯峨谷」が、秋葉原のPCパーツ通りに12月10日(土)オープンした。場所はドスパラパーツ館の隣、東京らあめんタワー 秋葉原電気街店」の跡地。
本店舗では、店内の石臼で挽いた「挽きたて」のそば粉を使用。一般的な立ち食い蕎麦店では、早さや安さをウリにするため、そば粉の割合を落とすケースが一般的。通常の蕎麦店では「二八蕎麦(蕎麦粉8・小麦粉2)」が主流。しかし、嵯峨谷では蕎麦独特の香りを強調するため「十割そば」(蕎麦粉10割)がメインだというから驚きだ。十割は蕎麦粉100%とあり材料費、さらには練りの技術も必要になるため比較的高価になるが、「嵯峨谷」では『もりそば(290円)』『天ぷらそば(400円)』など、気軽に入りやすい価格で提供。さらに、『プレミアムモルツ(グラス)』が150円であることも、オープン当日からTwitterなどで話題を呼んでいた。
年間300杯の蕎麦を食べてきた、蕎麦専門誌の元編集者S氏はこう語る。「秋葉原エリアでは、ここ数年、蕎麦店の新店舗が極めて少なかった。神田や上野が蕎麦の『聖地』であることもあったが、秋葉原はもっと蕎麦が注目されていいエリア。蕎麦は腹持ちが良いわりにはカロリーも控えめで、ヘルシーな食材としても知られている。外国人や女性客にとっても気になるお店になるだろう」(S氏)
なお、営業時間は秋葉原では珍しく午前7時よりオープン(平日のみ、日祝11時~)。平日は夜11時まで営業しており、ビールを飲みながら天ぷらを肴に。締めに蕎麦を楽しむという利用の仕方もできそうだ。
店舗情報
蕎麦 冷麦 嵯峨谷 秋葉原店
■住所:東京都千代田区外神田3-10-7
■営業時間:
平日07:00~23:00
土曜07:00~21:00
日祝11:00~21:00
■席数:カウンター12席