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【閉店】秋葉原のロケットソフトが11月11日で閉店、アダルトDVD販売の厳しい現状

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秋葉原の総武線高架下にある「ロケットソフト」が2018年11月11日をもって閉店すると発表、現在閉店セール中だ。
「ロケットソフト」は「ロケットアマチュア無線本館」の隣にあるアダルトDVD、ブルーレイ専門店。
かつて「ロケット」は秋葉原を本拠に、関東一円で家電量販店チェーンを運営していたが2000年に413億円の負債を抱え東京地裁に民事再生を申請。その後、徐々に店舗数を縮小し、現在、高架下の「ロケットアマチュア無線本館」と隣にある「ロケットソフト」のみとなっていた。
1階から3階までの「ロケットソフト」の店舗は閉鎖となるが、隣の「ロケットアマチュア無線本館」は継続して営業を続ける。
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アダルトDVDやブルーレイ販売専門店は年々姿を消している厳しい状況だ。
多くはDMMなどのストリーミング配信(動画)に取って代わりDVD購入層の中心はパソコンの操作が苦手な中高年。しかし、彼らも齢とともに買わなくなっていき、新規の顧客がなかなか増えない。若い人でも一人暮らしだと大画面でAVを見たい、という人もいるだろうが、妻や家族がいたらそれも厳しくなってくる。
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かつて大型ビデオレンタルチェーン店を経営していたA氏にインタビューすると「インターネットの発達とともにDVD販売売り上げは落ちている。特にアダルトはネットで無料でも見られるし、ストリーミング配信もあるから若い人はなかなかアダルトDVDを買わないよ。DVDは仕入れ3割で店舗同士で値引き合戦したら売り上げは少なくなるし、さらに顧客が減って売り上げが3割でも落ちたら家賃など払えない事態になってくる。相当うまくやらないと厳しい」と業界の現状を説明した。
ストリーミング配信の新作よりDVDの新作の方がDVDプレス代、パッケージ代なども加わり3割程度高い。さらにDMMではストリーミング作品の新作価格に近付けてか、DVD新作を2割程度値引きしている現状だ。おまけに2000円以上で送料無料。インターネットと物流サービスの発達がアダルトDVD販売店を閉鎖に追い込んでいるが、この状況でいかにして活路を見出すか、店舗ごとの手腕の見せどころとなっている。
 
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