6月3日(日)14時、東京・日比谷の「CLUB DIANA」で、オタク向けクラブイベント「アニクラJAM」が開催された。会場には200人を超えるコスプレイヤー、カメラマン、アニソンファンが集まり大熱狂。新旧の人気主題歌がフロアに流れると歓声があがっていた。
アニクラJAMは、今年誕生したばかりのクラブイベント。人気アニソンDJが複数人登場する話題のイベントだ。会場は地下鉄日比谷駅と直結しているという超リッチなクラブ「ディアナ」。
この日14時の開場時間になると、入り口には待機列が形成された。着替え前のコスプレイヤー、一般参加者、さらには仕事あがりと思われるスーツ姿の男性も。20代前半とみられる女性から、40代の男性まで幅広いアニソンファン、コスプレファンが会場に入っていく。
ディアナは、DJブースやVIP席、メインフロアがある地下3Fと、階段を上がった地下2Fにあるギャラリー席の2階層になっている。地下2Fスペースは出演者やイベント関係者のスペースとして使用され、来場者は地下3Fで音楽とお酒を楽しんでいた。
バーカウンターではお酒やフードの注文が多く、イベントが進むにつれ、お酒が入った参加者たちのテンションも上がっていく。『けものフレンズ』『マクロスF』『ONE PIECE』といった人気の曲や、『美少女戦士セーラームーン』『スペースコブラ』テーマといった往年の名曲が流れると、フロアからは大歓声。80年代から2010年代まで、ノリのいい曲からまったりした曲まで、オタク心を理解した選曲は実に見事。大音量で自分の好きなアニソンが流れた瞬間、絶叫しステージに駆け上がるコスプレイヤーもいて、会場は大いに賑わっていた。
アニソンクラブ初体験という女性コスプレイヤーは「ノリ方がわからなくて不安でしたが、基本はライブハウスにいるような感覚でOK(笑)。お酒片手にみんなで曲を楽しむ感じがよかった」と嬉しそう。男性レイヤーの宗丈さんはジョジョの奇妙な冒険・空条承太郎コスでフロアで楽しんでいたが、それに気がついたDJがジョジョの主題歌を流すと、参加者たちが「早く、ステージ上がって!」と宗丈さんにお願い。リアル承太郎がステージ上に現れると、さらに会場のテンションがあがった。
DJタイムの合間には、コスプレダンスチームのパフォーマンス披露と、会場で開催されていたコスプレコンテストの自己PRタイム。アイドルグループ平成琴姫のライブや、前回イベントのコンテスト優勝者たちによるライブもあり、プログラムを切り替える“ミックス”も絶妙だった。
JAMコスプレコンテストでは、投票数を多く獲得した麗華が見事優勝。賞金10万円を手にした。
審査員特別賞としては、リホコイズミはじめ合計11名が受賞。海外で開催されるコスプレイベントに招待されることが決定した。特別賞受賞したリホコイズミは、『Fate/Grand Order』セイバー/ネロ・クラウディウス[ブライド]の衣装だったが、喜びのあまり勝利の舞(?)をステージ上で披露していた。
数々のプログラムが終わり、21時30分にはクローズ。参加者たちも興奮冷めやらぬまま会場を後にしていた。次回開催は9月30日。まだまだ暑い季節の開催とあり、さらに盛り上がるイベントになりそうだ。
関連リンク
アニクラJAM 公式HP<次回開催9/30> http://jam-tokyo.net/
アニクラJAM 公式ツイッター@JAM_GINZA