多彩なライティング術を伝授

まずは撮影に関する講習。今回は、スタジオ撮影の際に重要となるライティングの基礎を学ぶ。モデルの穴子さんが「艦隊これくしょん」の島風のコスチュームで登場すると、記者のテンションは一気に上がった。光の当て方や、ライトの効果について詳しく説明するkengoさん。1灯の場合、2灯の場合、ライトを直接当てずバウンスさせた場合、レフ板を使った場合など、様々なバージョンでセッティングを変え、参加者に実際に撮影してもらう。
「一番女性をかわいく撮影するなら、僕はこのライティングで撮りますね」「このセッティングはよく美容室の広告で見る写真風」「このライティングだと、女性の肌感がカリッと仕上がる」など、kengoさんの説明をメモする参加者。シャッタースピードや絞り、ISO感度など、カメラの設定も詳しくアドバイスする。
「僕がカメラマンの駆け出しの頃は、師匠にRAW画像（その後レタッチするために適したデータ形式）での撮影を許されていなかった。つまり、撮影した後にPCで加工するな、それくらい現場で設定を決めろ、ということだったんですよね」とkengoさん。過去の修行中のエピソードは参加者の心にも刺さっていたようだ。

参加者の方々は20代〜30代の男性が中心だが、女性の姿もあった。その中のお一人に話を聞いた。「これまで、レイヤーさんからの依頼を受けてスタジオ撮影をしたことはありましたが、正直スタジオにあるストロボを使いこなすだけでいっぱいいっぱいでした。余裕をもってライティングはどうしよう、と考えられなかったのです。今回の講習で自分が撮りたい、いや撮れる写真というのが、より明確になった気がします」（20代男性）
中には「仲の良いレイヤーさんに『かっこいい写真を撮れるように頑張ってよ！』とお願いされ、今回の講習を受けました。質疑応答では何でも聞ける雰囲気があり、大変勉強になりました」と、友人のお願いで受講された方も。レイヤーさんの衣装レベルも上がっている中、コスプレカメラマンの撮影技術向上も求められているのだ。記者も、色々ライティングのイロハを教えてもらい撮影を行った。
第二部はレタッチ講座。Photoshopを使って、細かいレタッチ作業を学ぶ。ここでの内容は「受講時のお楽しみ♪」なためあかせないが、これまでいかに雑にレタッチをしてきたかを痛感。さらには使っていない便利なツールも山ほどあったこともわかった。1枚の写真に2,3分かければしっかり最低限のレタッチはできるのだ。

そして1UP記者が撮影した写真

肌の質感を出すために、やや「絞り」を絞り気味に、シャッタースピードも早く設定してみた。「ウィッグをキレイに出す」というテーマで撮影したが、どうにも口周辺の光が足りない感じが…。指導をうけ、コスプレイヤーさんに喜ばれるような、透明感のある写真撮影に近づけた（気がする）！

スタジオ情報

プラネアール 荻窪スタジオ

kengo氏レタッチ講座情報

女性限定Photoshopレタッチ講座＜少人数制＞

日時：７月２６日（日曜日）１９時～２２時予定

場所：スタジオ雫 http://studio-shizuku.com

参加料金：お一人様６０００円

お申し込み：http://studio-shizuku.com

【主催者からメッセージ】是非この機会に１つ上のレタッチテクニックを習得して下さい。帰宅して直ぐに試したくなる事間違いなしです！時間が許す限り講座参加者様からのご質問にお答えしながら適したレタッチテクニックの解説もしたいと思います。

※参加には初心者、上級者の制限はありません。　※参加は女性限定になります。　※当日、ノートパソコンであれば持ち込んでも結構です。　※（途中参加、退室可能）※Photoshopをこれから始めようと思う方でも参考になりますのでPhotoshopをお持ちでなくても参加可能です。