1UP情報局【秋葉原&エンタメ情報】

秋葉原&エンタメ情報をはじめとした旬なニュースを配信

【独自レポート】30代独身男性はナゼ「秋葉原」に住みたがるのか──!? お金にまつわるホンネ

LINEで送る

レンタルショーケースは、秋葉原ではおなじみのサービス。透明なケースが店内には数百個ならんでいて、個人の利用者が月2000〜10000円程度でレンタルする。その中に、自分のいらなくなったフィギュアやプラモデルなどを並べ、値段をつける。後日、それが欲しいと感じた他の客が、それを購入するというシステム。レンタル利用者は定期的に商品を補充する必要があるが、商品の販売はレンタルショーケース運営会社が行ってくれるため便利だ。Aさんはさらに売上に関する実態についても話してくれた。

「1箱あたりの年商は30~50万円ほどでしょうかね。商品は随時ネットオークション等で購入し、だいたい倍くらいの値段を付けます。買う人の大半は外国人観光客。彼らは箱なんていらないので、箱無し販売が当たり前のレンタルショーケースはもってこいなんですよ」(Aさん)。レンタルショーケースの契約料金、売れた時にお店に支払うロイヤリティを差し引いても、10箱で年間100万円以上の利益があるという。しかし、ただ数を置けばいいというわけでもないようだ。

▲秋葉原各地にあるレンタルショーケースの店舗(写真はイメージ)

▲秋葉原各地にあるレンタルショーケースの店舗。一つの箱を5000円ほどで契約し、自由に商品を陳列する人気のサービスだ(写真はイメージ。本記事の内容とは関係しません)

「外国人観光客に刺さるフィギュアを置く事が重要です。やり始めたころは苦戦しましたが、『ナルト』『ドラゴンボール』『ワンピース』あたりに根強い人気があることを知ってから売上が安定した。週に1~2回は商品を交換しに行きますので、作業は大変ですが、空いた時間を使うのには良い」とAさんは話す。早朝から本業に勤しみ、夕方前にはあがる仕事だからこそなせる副業だ。

自分のオタク部屋をビジネスにして「不労所得」!?(次のページへ)

2 / 41234

この記事が気に入ったらフォローしよう