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【映画】「秋葉原通り魔殺傷事件」モチーフにした映画「Noise」が来年劇場公開、主演に篠崎こころ

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昨年8月に開催された第41回モントリオール世界映画祭や第25回レインダンス映画祭など海外映画祭での高評価を獲得した映画『Noise』がいよいよ2019年初旬に日本国内で上映される。映画館は東京・新宿「テアトル新宿」と発表されている。

初監督作品となった松本優作監督

初監督作品となった松本優作監督


映画では「秋葉原無差別殺傷事件」から8年経った秋葉原が描かれる。事件で母親を殺された地下アイドル、家出して秋葉原で生きていこうとする女子高生、怒りを秋葉原にぶつけようとする配達員。秋葉原を通して現代の日本が浮き彫りになる様子がリアルに描かれる。
秋葉原の街、事件を通して登場人物たちが苦悩しつつも、絶望の中から微かな希望を見出し生きようとする群像劇が本作の見所だ。地下アイドル・桜田美沙役にモデルの篠崎こころ、女子高生・山本里恵役にアイドル「オトメブレイブ」メンバーの安城うらら、そのほかベテラン俳優・布施博らが起用されている。
mainNoise』は10年前の秋葉原殺傷事件をモチーフに、今の日本を描く作品だ。海外でも知られる日本の観光地で起きたショッキングな事件は外国人にも興味が高いようで、5月にドイツ・フランクフルトで開催された映画祭「第18回ニッポンコネクション」では、チケットがソールドアウトするほどの話題だった。作品を見た、ベルギーの臨床心理学者Pieter-Jan Van Haeckeは、「日本映画ベスト1。人間の絆の重要性と近代日本の資本主義社会の影響を描いた力強く健かな映画である」と評している。

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