1UP情報局【秋葉原&エンタメ情報】

秋葉原&エンタメ情報をはじめとした旬なニュースを配信

【東京女子プロレス】5.3後楽園大会の鍵握る辰巳リカ、小橋マリカに明暗

LINEで送る

4月8日(日)東京・王子Basement MON☆STARで東京女子プロレス「春になったら春日部に行こうよ、仲間も一緒して!」が開催された。(記事提供・イーファイト)

▼メインイベント 20分一本勝負

YS7_1062

辰巳リカを撃破しガッツポーズを決める山下実優


○山下実優&坂崎ユカ
11分53秒 片エビ固め ※アティテュード・アジャストメント
●辰巳リカ&黒音まほ
山下美優の膝を攻める辰巳リカ

山下の膝を攻める辰巳


メインイベントでは5月3日の後楽園ホール大会で、TOKYOプリンセス・オブ・プリンセスを懸けて対戦する山下実優と辰巳リカがタッグマッチで前哨戦をおこなった。
山下のパートナーである坂崎ユカ、辰巳のパートナーの黒音まほ、共に絶妙なアシストを見せたこともあり、山下と辰巳は前哨戦から真っ向勝負する機会が非常に多かった。山下の蹴りに耐えながらドラゴンスクリューを決めた辰巳は、足4の字固め、ツイスト・オブ・フェイト、ヒップアタック、ドラゴンスリーパーと惜しげもなく得意技の波状攻撃で山下を追い詰める。
ドラゴンスリーパーが決まる

ドラゴンスリーパーで山下を追いつめる


だが、がっちりと決まったドラゴンスリーパーでギブアップ寸前と思われた山下だが、下から辰巳の顔面を蹴り上げて脱出すると、さらに首を刈り取るようなバックスピンキックからアティテュード・アジャストメントで叩き付けて3カウント。何と山下は必殺技のクラッシュラビットヒートを出さずに、前哨戦で辰巳から直接フォール勝ちしてみせた。
試合後、山下は「強いね」と辰巳の強さは認めたものの、「5月3日、後楽園はただのシングルじゃないんだよ。このベルトを懸けて闘う覚悟はあんのか?」と前哨戦で敗れてしまった辰巳に覚悟を問う。すると辰巳は「今日は負けたけど……今は負けかもしれないけど、ベルト持つ覚悟あるよ! 見せてあげる」と言ってリング下から、設営用の備品が入っている袋を持ってくると、中からハサミを取り出す。

「ドラゴンの時代を作る」

髪をバッサリ切り決意する辰巳

髪をバッサリ切り決意する辰巳


次の瞬間、辰巳はチャームポイントでもあった黒くて長い髪の毛を自らバッサリ切り、「これが私の覚悟! ゴーテンサン後楽園ではワタシが勝って、その白いベルトを手に入れてチャンピオンになるから!」と言い放ったのだ。
辰巳はそのリングネーム通り、藤波辰爾の“ドラゴン殺法”を自分の得意技にしているが、この自ら髪の毛を切ってトップに立つ覚悟を示すという行為は、1988年4月22日に藤波が当時新日本プロレスのメインを張っていたアントニオ猪木に向かってやってみせた“飛龍革命”と同じである。だが、やってことは同じでも髪は女の命だし、辰巳はあのでんぱ組.incを輩出した秋葉原ディアステージに勤務していた頃からずっと黒髪のロングヘアーだったことを考えると、この行為は非常に覚悟のいることなのが分かるだろう。
新たな辰巳に生まれ変われるか

「ベルト持つ覚悟あるよ!」と叫ぶ辰巳


観客はもちろん、覚悟を問うた山下も唖然呆然。だが、完全に腹が決まった辰巳はコメントスペースで「上京してずっと黒髪ロングで生きてきて、絶対に黒髪ロングでいつづけるってポリシーがあったんですけど、私も変わるしかないと思ったので覚悟を見せました」と髪を切った理由を語っているうちに、再び興奮状態に入ってしまったのか「(覚悟が)足りないって言うならもっと切ります!」と言って、リング上で切ったのと逆側の髪まで切ってしまった。
この“東京女子版飛龍革命”で王者・山下にかなりのプレッシャーをかけたのは間違いない。「チャンピオンになってドラゴンの時代を作ります!」と宣言した“ホワイトドラゴン”辰巳リカは、白いベルトを手にしてゴーテンサンを革命記念日にするつもりだ。
1 / 212

この記事が気に入ったらフォローしよう