第6位 チェリー宮脇に感じた「物足りなさ」
▼第7試合 メインイベント WIP初代タッグ王座決定戦 時間無制限一本勝負
〇ハリウッドJURINA＆道頓堀白間
21分42秒 ※片エビ固め
×チェリー宮脇＆ロングスピーチ横山
※ハリウッドJURINAがハリウッド式デスティーノから横山を3カウントのフォール
後頭部を強打した横山はピクリとも動かなくなり３カウント。大技「ハリウッド式デスティーノ」の破壊力はすごかった
これもまたファンから大ブーイングを食らいそうな順位だが……第6試合までと比べるとエキサイティングなシーンが少ないように感じられた。
両チームが入場すると、AKB48の楽曲『ギブアップはしない』の歌唱パフォーマンスが行われ（このタイミングで楽曲をやるのはかなり意外性があった）、チェリー宮脇（宮脇咲良）とロングスピーチ横山（横山由依）と錦糸町道場のメンバーが円陣を組み、試合後には豆腐プロレスの主題歌『シュートサイン』の楽曲パフォーマンスがあるなどファンが盛り上がる要素がいくつもあった。
試合でもハリウッドJURINA（松井珠理奈）がボーアンドアローを見せたり、ロングスピーチ横山が顔面へのサイドキックやカカト落としに加え、さくらスペシャル（エメラルド・フロウジョン）を危険な角度で決めてハリウッドJURINAがそれを受けきったりと、見どころは多かった。
JURINAが大技「ボー・アンド・アロー」を宮脇に喰らわせる。悲鳴を上げる宮脇
横山（右）は道頓堀自慢のヒップを思いっきり蹴り上げる
横山（左）はJURINAにサーフボードストレッチを仕掛けて反撃
直下式で刺さった「さくらスペシャル」
しかし、道頓堀白間（白間美瑠）のセクシーパフォーマンスとヒップアタックの連発（ファンは喜んでいたし、これはこれでニヤニヤものではあったが）、チェリー宮脇の引き出しの少なさは他の試合と比べると物足りなさを感じさせたのも事実。
激しい乱打戦後、ダウンした横山（下）の上で妖艶な舞を披露する道頓堀
舞が終わると…
直下式の強烈ヒップアタック
コーナーポストからの大技前にも腰をクネクネさせる道頓堀
ダウンして立ち上がる時は身体の柔軟性を使って魅せるパフォーマンス
宮脇はAKB48のセンターとして、白間はNMB48のエース格として忙しく、練習量が足りなかったのではないだろうか……と見ている方に思わせてしまう時点でマイナスポイント。もちろん、2人とも一生懸命にやっていたので責めるべきものではない。この日に限っては他のメンバーの気迫が優っていただけだ。
宮脇の首投げが綺麗に決まる
道頓堀と張り合う宮脇
間隙を突いてフォールを決める宮脇。これで試合決したかと思われたが…
メンバーにプロレスをコーチしたミラノコレクションA.T.も自身のツイッターで「練習出来てる人間と、仕事などで練習が少ない人間の差が如実だ」とつぶやいている。
フィニッシュとなったハリウッドJURINAのハリウッド式デスティーノは素晴らしく、試合後も錦糸町道場の新人シャーク込山（込山榛香）に「早く強くなって上がって来いよ」とハリウッドJURINAが挑発。さらに『シュートサイン』パフォーマンス後にオクトパス須田（須田亜香里）率いるダースーベイダーズが乱入し、珠理奈からチャンピオンベルトを奪い「ガチでやるって言ってたのに、ヘトヘトになってたヤツらが何ピンピンして踊ってんだよ！」とマイクアピールするなど次回大会への布石（？）も完璧だった。
【関連リンク】本試合の詳細レポートはコチラ
敵に囲まれた道頓堀は素直にベルトを差し出した
失神したJURINAからベルトを強奪する須田
※1〜5位の発表は後日記事にて!
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